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闇の傀儡師:藤沢周平
2005年 08月 23日 |
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 藤沢周平の長編伝奇時代小説。
もぅオモシロイ!はまりますよ、これ。
まず始まりは江戸城二ノ曲輪内、一橋邸にて
世継ぎ争いに城内が揺れていることが
ある二人の密談から始まります。
そしてすぐに話は筆耕の職に就いたばかりの
浪人、源次郎に移り、その帰り道
目の前で突然、斬り合いに出くわす。
何の縁あってかその斬り合いで深手を負った
公儀隠密からの密伝を託される。
その密伝はどうやら老中田沼意次と
八嶽党(はちがくとう)が繋がっていることを
知らせるものだった。
八嶽党とはおよそ150年前の慶安の頃より
将軍職の継承に絡んで奇妙な動きを示してきた徒党であり
その八嶽党が動くということは
また将軍家交代を企て影で動いていること。
狙いは世子大納言家基。
その命を守るために源次郎は八嶽党の動きを
公儀探索の佐五達と共に探り始めたが。。。

もぅなんて言ったらいいのか美味しいところが
すべて詰まっているような。
単なる政治争いだけではなく、忍者モノを楽しむような
わくわく感もあれば、源次郎の妻の不倫と離婚と自害への
やりきれなさ、友達の民之丞の絵を志す思い
もちろん藤沢ならではの風景描写の美しさ
市井の生活の音も聞こえてきそうな表現
剣を構える場面では手に汗もの。
たっぷりと藤沢節が味わえる素晴らしい1冊。
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