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天切り松 闇がたり 残侠・初湯千両:浅田次郎
2006年 02月 20日 |
天切り松 闇がたり 残侠・初湯千両:浅田次郎_a0104226_2217036.jpg
 あまりのおもしろさに文庫で1,2,3巻とも
揃えてしまいました、天切り松。
で、一日一冊で読み終えてしまいましたよ。
くぅ〜〜〜〜〜〜〜っ、やっぱ、いいね。
(実は他の本を読みかけたけれど我慢できずに
買ってきてしまいました)

1巻でだいたいの登場人物の紹介ってところで
2巻、3巻でさらに話は深くなっていきます。
涙量もその分、増えていきますので覚悟のほど。

2巻目の表題作「残侠」はもぅかっこよすぎ!
ほれぼれしちゃう「旧弊」清水の次郎長の子分、小政と
目細の安こと安吉親分との仁義の切り方には
鳥肌もんです。「お控えなしておくんなさし」くぅぅぅぅっ。
小政の一宿一飯の義理の通し方!たまんないっす。
そして、松が闇がたりを聞かせる留置場内でも人気の
黄不動の栄治から天切りの職人技の伝授を受け始める
松蔵の話もあります。あ〜〜〜黄不動、カッコイイ!!!
他、どちらかと言うと恋愛モノって感じの1冊。
親子の縁を書いた「春のかたみに」も涙。

3巻目は初湯千両では説教虎のかっこよさ満載。
もちろんおこん姉御も竹久夢二相手にしびれるほどの
啖呵を切ってくれます。
この巻で一番、きたのは「道化の恋文」
大麻で捕まった売れない根性のすわってない芸人相手に
松は昔の友達、道化師の息子とその父親の話を
闇がたりで聞かせるのですがもぅ号泣もんですよ。
安吉親分と松蔵、そして安吉の親分である銀次の繋がりを
描いた「銀次蔭盃」の血よりも濃いその繋がりに感涙。
やっぱ安吉親分、格好いいっすよ!
ぜひ読んでください。

読み終わった後、つい江戸弁が出てしまいそうになるのは
ご愛敬。
4巻目、早く文庫化しないかなぁ。
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