探偵ガリレオ
2007年 09月 24日
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突然、燃え上がった若者の頭、心臓だけ腐った男の死体、
池に浮んだデスマスク、幽体離脱した少年…
警視庁捜査一課の草薙俊平が、説明のつかない難事件にぶつかったとき、
必ず訪ねる友人がいる。
帝都大学理工学部物理学科助教授・湯川学。
常識を超えた謎に天才科学者が挑む、連作ミステリーのシリーズ第一作。
(「BOOK」データベースより)
いやぁ月9でやるってんで慌てて読みました(笑)
だって映像よりも本を先に楽しみたいもの。
でもすっかり湯川=福山くんで読んじゃいましたが。
連作短編集で、どれもみな怪談話?と思えるような
不可思議な事件ばかり。
その事件をすべて科学的に立証し解決していくのです。
まるで小説版でんじろうのよう(苦笑)
「燃える(もえる)」
真夜中の住宅街、騒音をまき散らす若者の集団
ある日突然、そのうちの一人の頭が燃えて死亡。
その火元は?原因は?
「転写る(うつる)」
中学校の文化祭、展示されていたデスマスクは
本物のデスマスクだった。池に捨てられた死体が
作り出した謎。
「壊死る(くさる)」
借金をする女と付きまとう男たち。
その一人が入浴中に心臓発作で死亡。しかし
その左胸の一部分は壊死していた。
「爆ぜる(はぜる)」
突然、海で爆死した女性と
真夏にアパートで殺され腐敗した男性。
その二つの事件は繋がるのか。
「離脱る(ぬける)」
独身者向けマンションで死亡していた女性。
アリバイを証明したのは幽体離脱した少年が
描いた風景だった。
科学を題材としたミステリー。
おもしろいですよ。軽く読める。
解説を読むと作者は湯川のモデルとして
佐野史郎を考えていたようですがやっぱその方が
ぴったりくるかな?
by acha-books
| 2007-09-24 21:22
| :東野圭吾
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