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コンビニ・ララバイ:池永 陽
2008年 06月 10日 |
コンビニ・ララバイ:池永 陽_a0104226_2273967.jpg
小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。
オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし
幸せにできなかったことを悔やんでいた。
店には、同じように悩みや悲しみを抱えた人が集まってくる。
堅気の女性に惚れてしまったヤクザ、声を失った女優の卵、
恋人に命じられ売春をする女子高生…。
彼らは、そこで泣き、迷い、やがて、それぞれの答えを見つけていく—。温かさが心にしみる連作短編集。
(「BOOK」データベースより)

我が子をなくし、今まで家庭を顧みなかったことを悔やみ
妻の為に仕事を辞めて一緒にいられる時間を、と
始めたコンビニ業。なのにオープンしてすぐに今度は
妻をも事故で亡くす。
遺言ともとれるメッセージを残した妻。あれは本当に
事故だったのだろうか、自殺ではなかったのか。
心に傷をもつオーナー幹郎。
そのコンビニで働く治子、コンビニの客たちなど
語り手が作品ごとに変わる連作短編集。

「重松清と浅田次郎を足した小説」って。。。そりゃない。
それは二人の作家に失礼でしょう。

設定はいいんですよー、もぅ絶対に面白い泣かせるせつない
色々な短編がいかにも生まれそうじゃないですか。

でもねぇ
肌にあわないってのはこーいうことを言うのでしょうかね。
どうしてなんでもかんでも性的な話に繋げなくちゃいけないわけ?
そんなに女っていつでもやりたがってるとでも?
だいたい、女が「牡(オス)の目」って表現、使うかなぁ。。。
いや、100歩譲って使ったとしましょう。でも
その表現を立て続けに、違う女性がまた使うってあり得ない。
要するに人物の作りが安易。女性の描き方が下手。
濡れた、という単語でしか表現できないのかね?
だいたい治子だって30歳でしょ?すっごい「おばさん」くさいし
女子高生にしても「やらせてあげてもいいわよ」って
そんな女子高生の語尾が「わよ」かよ!(苦笑)あり得ない。

普段、ここでは出来る限りいいとこ見つけて
出来る限り褒め姿勢なのですが
今回、これだけ言っちゃうのはやっぱりそれだけ
「設定」をもっともっと活かして欲しかった!という
残念さから。
あー、本当にもったいない。
これだけ、せつない泣ける舞台なのにーっ。
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