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おまけのこ:畠中 恵
2008年 10月 15日 |
おまけのこ:畠中 恵_a0104226_2512146.jpg
一人が寂しくて泣きますか?あの人に、あなたの素顔を見せられますか?心優しき若だんなと妖たちが思案を巡らす、ちょっと訳ありの難事件。
「しゃばけ」シリーズ第4弾は、ますます味わい深く登場です。
鼻つまみ者の哀しみが胸に迫る「こわい」、滑稽なまでの厚化粧をやめられない微妙な娘心を描く「畳紙」、
鳴家の冒険が愛らしい表題作など全5編。
(「BOOK」データベースより)

「こわい」
孤者異(こわい)という"妖"が差し出した「飲めば腕のいい職人に
なれる」という薬に若旦那と栄吉は。。。
「畳紙(たとうがみ)」
度を超えた厚化粧のことを陰口されるお雛が屏風のぞきに
人生相談。
「動く影」
若旦那と栄吉が友達になるきっかけとなった話。
「ありんすこく」
若旦那が吉原の女(禿)の足抜けを計画。
「おまけのこ」
"月の玉"に魅せられた"鳴家"が
ちっちゃな身体で大きな冒険。

「しゃばけ」シリーズ第四作。
今回は一太郎の成長ぶりがうかがえ
今後がますます楽しみ。
「気合の入った病人ぶり」と評される若旦那と
そのまわりの暖かく柔らかい空気に癒されます。
"屏風のぞき"や"鳴家"を主役とした短編も含まれ
読者を飽きさせない趣向に。

「こわい」の中で、薬を断ることで周囲に褒められる栄吉を
一太郎が羨ましがったりする様子は己に置き換え
精神的に自立することを深く望んでる様子がみえ
「ありんすこく」での活躍ぶりといい甘やかされて育っているのに
優しく、まっすぐに育っている一太郎の姿は気持ちがよい。

最後の「おまけのこ」は涙。
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