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カテゴリ:わ:若竹七海( 2 )
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2008年 02月 11日 |
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女探偵・葉村晶は家出中の女子高生ミチルを連れ戻す仕事で
怪我を負う。一ヶ月後、行方不明のミチルの友人・美和探しを
依頼される。調査を進めると他にも姿を消した少女がいた。
彼女たちはどこへ消えたのか?
真相を追う晶は、何者かに監禁される。
飢餓と暗闇が晶を追いつめる。
好評の葉村晶シリーズ、待望の長編!

若竹作品は「海神の晩餐」だけ読んだことがあり
ユーモアもあり優しい空気感のある作家さんだと
思いました。まぁ結局、あの表紙のイラストが脳にインプットされ
そのイメージのまま読んだからかな、と思いましたが。

コレもやられました。インプットされちゃって。
でも詐欺ですよ、この表紙じゃまずいっしょ?(苦笑)
というくらい、はっきり言って読後感の悪い作品。

これは「プレゼント」「依頼人は死んだ」という女探偵葉村晶の
シリーズの長編なのですがこの主人公の晶が
もぅ次から次へと、やっかいごとに巻き込まれていく。
何もこんなにもいっぺんに来なくても、と思うくらい
もぅたたみかけるかのように。
こりゃ、どんな冷静、クールな人でもいっぱいいっぱいに
なるよな、ってくらい。
進まない人探しに、一緒に調査したワガママな凶悪おぼっちゃまに
逆恨みされたり、友達は友達で結婚詐欺と付き合ってるのを
偶然知って、止めようとしたら逆に大喧嘩になり
自分の生活空間に入って来た女子高生は
またこちらはこちらで最悪な家庭環境だし。。。
うわ、ここにも問題が、あ、ここにもトラブルがってな具合。

それだけでも結構読んでいて疲労感があるのですが
事件の解決が進むともぅ、ほんと嫌な気分。
そりゃないでしょ、ってくらい。
こーいう作家さんだったのか〜(苦笑)

ただ、政界や財界等の大物を扱っているわりに
甘いな、と感じる部分もあり。
これだけのことを自由にできる人物と言ったら
お金持ちよね?くらいのイメージで職業を選択してるような。
そこらへんのリアリティはゼロ。
事件そのもののリアリティと言ったらそちらもまたゼロなんだけれど
それはむしろ、あって欲しくないという願望かもしれないなぁ。

あ、大家さん、いいね。この手の話にはこーいうキャラも
組み込んでおかないとね、という予定調和のように存在。
つーか、なんか色々なものの焼き直しにも感じるのですが(苦笑)

あえてネタバレはしません。
しませんが、ひと言言うのなら表紙で騙されちゃいけません。
(そいえば桐野作品もよく表紙で騙されるんだよなぁ(苦笑)
桐野作品の表紙はツボが多いけど、こちらは特に趣味ではない
イラストなんですけどね)
まぁとにかく後味の悪い作品。面白い本なんですけどね。
一気読みさせる技量もあるし。

とりあえずこのシリーズの1作目、2作目も読んでみようかなとは
思いました。
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2007年 05月 15日 |
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 タイタニック号沈没の際、ある著名作家が、自身最後の
未発表原稿を空き瓶に入れた。。。
 20年後、資産家の息子・本山は旧友から謎の原稿を
買わされた。米国に向かう氷川丸に乗り込んだ彼の
客室に、何ものかが盗みに入るー原稿には、何らかの
暗号が隠されていたのだ。さらに続発する怪事件とは?
 たっぷりのユーモアとほろ苦い結末。船上ミステリーの名作。
(単行本裏より)

まず表紙。これで脳内に何かがインプットされた感じ。
死体が登場しようがなんだろうがどこか
ほのぼのしちゃってるのはきっとそのせい。
船上ものミステリーということで乗客が主要人物として
たくさん出て来るのですがキャラがしっかり
立っていて読みやすいのですが
なぜかどのキャラもあたしには上っ面な感じで
なかなか感情移入できず、まぁそう読む本では
ないんでしょうがなかなか読み進まなかったなぁ。

1932年という時代設定はなかなか素敵なチョイス。
うまくその時代がいきている。そして船旅という
限られた空間の中、普段なら決して知り合うことの
ない人たちとの交流。そこに起こる色々な謎。
大きな事件や残忍さはそこにはなく
知的なミステリをみんなで知恵をよせあい
解決に導いて行く。
でもやがて船は寄港地へと向かい旅を終え
それぞれの生活がまた始まる。。。
豪華客船の華やかな日々とその後に続くラスト。
そのコントラストはかなり好きです。
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