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カテゴリ:あ行作家 その他( 36 )
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2015年 01月 04日 |


【内容情報】(「BOOK」データベースより)
「生存崖っぷち」の難病女子が、病院から飛び出した!家族や友達を頼らずに、どうやって生きる?シャバでデートしたい(?)一心で、病院を「家出」したものの、新居のドアは重くて開かず、コンビニは遙か遠く、通院は地獄の道のり、待てど暮らせど電動車いすは来ず…。そして迎えた2011年3月11日。知性とユーモアがほとばしる命がけエッセイ第2弾!


久しぶりに更新してみますw
大野更紗さんの本は前作「困ってる人」を読んでたので
新作も読みたい!と思ってたところ
近所の整骨院の先生がすでに読まれていて
これはやっぱり早々に読まねば!とお借りした次第。

震災以降ツイッターに張り付いてた頃に
更紗さんのことを知り、ブログを全部読み
書籍化された本をすぐに買い
とにかく一人でも多くの人に知って欲しいと
周囲に話しまくり本を貸しまくり。

その時、実は先生にも施術中お話したんだけど
(福祉関連、ボランティアに興味あり
実際ご自分でもボラなど色々とされてるので
この本も絶対好きそう!と判断w)
施術中だったしとにかく忙しそうだし
覚えてないだろうなと思ってたんだけど
やっぱり自然と辿り着きましたね、大野更紗さん。

大野更紗さんはミャンマー研究を
している大学院生だった当時
いきなり原因不明の病気を患い
病名がわからない間、いくつもの検査を受け
ようやく難病指定されている「皮膚筋炎」と
「筋膜炎脂肪織炎(きんまくえんしぼうしきえん)症候群」
の病名がようやくついて初めて
国の色々な公的な援助を受けられるようになったものの
公的な援助に対し膨大の書類の手続き
その対処を目の当たりにし
目に見えない障害含め様々な障害を持って
生活している人の大変さを
当事者ならではの立場からユーモアある
文章で世間に対して問題提起されてます。

前回はその病名がつくまでの大変さ
病状についてとても詳しく書かれてますが
今作は実際にシャバ=一人暮らしを
初めての困難さについて
2011年の震災も含めて書かれてます。

これを読んだ健常に日々暮しているあたしたちが
実際どんな行動を取れるかはその人それぞれ
出来る事は限られてる。
でも「その事を知って」いてその「社会のシステムは
おかしい」と口の端に出して行けば
それだけでも十分変わって行く事はあると思う。
だから一人でも多くの人にこの本を読んで
そういう人たちがいることをまず知って
広めて欲しい、そう思える本です。
まずは前作の「困ってるひと」もぜひ。

見えない障害についても
考えるきっかけのひとつになれば。




あたしなんで前作読んだ時ここに
感想残しておかなかったかなぁ?
つか読んだ本全然残してないじゃーん。
って本、読むのめっきり減りましたが。
またこまめに本読んでちゃんと残しておこうっと。
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2010年 06月 19日 |


小磯健二は、憧れの先輩・篠原夏希に、「4日間だけフィアンセの振りをして!」とアルバイトを頼まれ、長野県の田舎に同行することに。夏希の曾祖母を中心にご親戚に囲まれながらも、大役を果たそうと頑張る健二のもとに、謎の数列が届く。数学が得意な彼は、夢中で答えを導きだすが、翌朝世界は一変していた。世界の危機を救うため、健二と夏希、そして親戚一同が立ち上がる。熱くてやさしい夏の物語。映画「時をかける少女」の細田守監督・最新映画を完全ノベライズ。(「BOOK」データベースより)

息子が学校の読書時間用に購入。
すごいいいから読んでみて!!!とずっと言われてたもの。

所詮、アニメになったやつでしょ?
所詮ノベライズでしょ?
本好きからみてノベライズはあり得ないのよね、あたし的に。
子供騙しな青臭い青春小説?
ネットゲーム?
。。。。。しばらく放置。

とにかく登場人物が多いのにも閉口。
無理。まったく職種うごかんが?
ねぇ、これ全部登場人物、把握できた?
できたよ。
。。。すごいね。

まぁちらちらと平行させながら読んでいたのですが
途中から本をめくる手が止まらなくなりました。

すみません。

舐めてました。

最後、泣いた泣いた。感動しちゃったよ。
熱い。
インスタント・クラッシック、否定しません。
映画も絶対みたいと思いました。
きっと映画の世界をきっちり描いているのでしょう。

大家族っていう設定もいいです。

OZと呼ばれるネットワークサービスなんてまったく違和感ないです。
とくにあたしはピグですっかりアバターチャットは
はまってるし、mixiにはほぼログインしっぱなしだし携帯からもやってるし。

そのOZのパスワードが盗まれることからこの「戦争」が始まるのですが
そのパスワード、2056桁の数字を解いてしまったのが小磯健二少年。
そこから話が加速して面白くなっていきますのでそこまで
我慢して読みましょ。

ラストの「鉄火場」の盛り上がりには熱いものこみ上げちゃいますよ。
舐めてちゃ行けませんね、何事も。
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2009年 10月 09日 |


興信所の調査員・宮本と美貌の東大生・加奈は、浪人生・昌史を東京芸大に受からせるため、センター試験で完璧なカンニングを実行する。しかし、それは罠だった。全てを失った彼等は、昌史の父親を巻き込んで、復讐のため十億円を賭けたポーカーの勝負に打って出る。
入念なイカサマを仕掛けた四人は、決して負けるはずがなかったのだが―。
(「BOOK」データベースより)

この作者のね、エンターテイメント性が好き。
読んでいる間、存分にその世界で楽しめる。
例えば2時間ドラマのようにね。
人生観変えちゃうとか感動しちゃうとか
そー言うのは他にまかせて
ちょっと脳みそに、ぴっと刺激を与えて楽しむ。
くすっと、にやっと笑う。
そぅきたか!!!と大きく胸打たれるよりも
そーだよねぇ?(笑)と作者と同調する
そんな世界を見せてくれる五十嵐作品は嫌いじゃないです。

コンゲームってわかります?
コン=confidence=信用、信用詐欺のことなんですって。
映画でいえば「スティング」や「オーシャンズ11」のような
見終わった後のあの騙された爽快感、見事してやったりな作品たち。
頭脳と頭脳の闘い。

この本は、大学受験のカンニング事件から
10億といった大金をかけたポーカーゲームを
ベースにしたコンゲーム。
作者の広げた罠に読者も騙されぬよう気をつけて。

実際のそのトリックに無理があるとかないとか
考えちゃうようでは騙された後の爽快感が低いってことですが
そんなん無視して、小説の楽しさの中に
どっぷり身を投げた方がずっと楽しめる。
あー、面白かった!で終われる、そーいう楽しさを、
作者の投げた駒に対して
あーだこーだと分析するよりもあたしは好きです。

ラストのポーカーの試合の心理合戦はかなり面白かったです。

ま、ちょっと恋愛的な匂いまでさせちゃったのは広げ過ぎな感が
ないでもない(苦笑)

時間の空いている時に一気に読むのがお薦め。
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2009年 07月 31日 |

おニャン子に夢中だったあの頃。僕らの弱小高校野球部にスゴイ奴がやってきた!『夕やけニャンニャン』を見ること以外何のヤル気もない僕らが、アイツのおかげでひょっとしたら甲子園に行けるかも!ってマジ!?—山あり谷あり、笑いあり涙ありでページをめくる手が止まらなくなる青春小説の傑作だ。
(「BOOK」データベースより)

いや、あたしはっきり言って野球興味ないですよ(笑)
「ルーキーズ」見た勢いで読みましたが
これが面白い。
この人の本は3作目だっけかな、読ませますね〜、それも
ユーモアで。
登場人物達がまたいい。
こーいうユーモア小説こそステレオタイプなヤンキーや
カタブツ校長がはまりますね。
ありふれたお馬鹿な高校生たちがまるで小学生の男子並みに
はしゃぐ様子は微笑ましくすら。

超弱小高校野球部が転校生のエースを得たとたん
甲子園目指しちゃう猛練習っぷりもありきたりな設定なのに
読ませちゃうのはただ面白いから。
淡い恋愛もびっくりなカミングアウトも引っ張る引っ張る。
吉祥寺あたりがちらちら出てくるところや
1985年しっかり記憶に残っていることも含めて
親近感を妙に持っちゃったり。

ラスト、卒業後のエピローグまで手を抜いてません。
からっとさくっと気持ちのよい青春ユーモア小説読みたい方
おすすめですよ。
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2008年 10月 28日 |
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双子の兄弟が殺人犯?しかし兄の妻が余呉湖畔で殺されたとき、兄は博多、弟は酒田にいてアリバイは完璧だった。やがて第二の殺人。兄弟のどちらかが被害者らしいが、死体からは頭と手首が失われていた。
犯人の狙いはどこに?犯人の大トリック、多彩な伏線が、結末で読者を仰天させる、大型新鋭の傑作。
(「BOOK」データベースより)

手にした瞬間からびびりました。
あたしの苦手な「登場人物が最初の頁にある」
「地図」「路線図」。。。。まいった。
それでもきっと読み終わった後に、「〜〜があって自分の
苦手パターンだったからどうかと思ったけれど面白かった」と
書いてる自分を想像して、頑張って読みました(笑)
いやいや、頑張った甲斐がありましたよ。

双子を使った双子ならではのミステリ。事件の解決の
鍵を握るのもすべて双子。うますぎる。
登場人物は昔の恋人を殺された推理小説家の空知。
彼女を殺した犯人をどうしても見つけたくて
彼は事件に関与していくのですが
そこに彼女の夫でもある双子の一人が死体となって
発見されるわけです。

特に後半に進むにつれて手に汗握るとはまさにこのことでは。
読んだ本が途中で閉じられない状態になりますよ。
鉄道ミステリと安易に捨てちゃうともったいないドラマも
しっかり底にあり読み応えありです。
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2008年 09月 25日 |
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お台場にあるテレビ局が、72時間テレビ生本番の最中に、
正体不明のグループにのったられた。
劇場型犯罪に翻弄される警察。
犯人たちの真の狙いは何か?30歳を目前にした女子経理部社員が、人質となった恋人を救うためひとり立ち向かう。
手に汗握る、著者のすべてが詰まった幻のデビュー作。
(文庫裏表紙より)

ふははは。
絶対に友達の「おすすめ」でなければ手に取らなかったであろう表紙(笑)
帯には
「ジョン・マクレーン(「ダイ・ハード」)?いえいえ。
ジャック・バウアー(「24」)にも負けてません。
最弱OLがたった一人で最強テレビ局ジャック犯に戦いを挑む!
ベストセラー「交渉人」より100倍面白い!(当社比)」
って。。。。(苦笑)

というか、まさにそのままです。
ダイ・ハード、テレビ局OLバージョン。
はぁ?な設定なのにこれが面白い。
だいたいね、この作者の「安政五年の大脱走」も大笑いできましたからね〜。
この人の書く本はすべて笑えるのか?と
思ってしまったほど。
その前回書いた記事に「つっこみどころ満載だけれどそんなの関係ない。
そのパワーと言ったら!」とあるのですが
ここでもまったく同じ台詞を書かせてもらいます(笑)

つっこみどころ満載だけれどそんなの関係ない。
そのパワーと言ったら!

これマジ怒っちゃう人いそうだけれど
これは笑うとこでしょ。
フジテレビあたりでちょっと笑えるラブコメアクション作品として
ドラマ化してもヨイとすら思う。
もちろん元気のある旬な女優を使ってね。

いやぁおもしろい本読んだという満足感。
ありえね〜って笑いながらね。
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2008年 09月 23日 |
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「月読(つくよみ)」とは、死者の最後の思いを読み取る能力者。
月読として生きる朔夜が、従妹を殺した犯人を追う刑事・河合と出会った時、さらに大きな事件が勃発してー。
人は死の瞬間、何を思うのか。それを知ることに意味はあるのか。
地方都市で鬱屈する若者たちの青春を描く、著者渾身の傑作ミステリー長編。
(文庫裏表紙より)

すごい。
なんだこのすごい本は。

初めはすごい読みにくかった。
なに?なんなの?の疑問符だらけ。

なぜならこの話は「現代の日本」を舞台にしながら
まったくのパラレルワールド、別世界の話だから。
この世界では誰でも死ぬと「月標(つきしるべ)」が出現するのです。

いきなり子供の目の高さに浮かぶ虹や
突然庭に出現する大きな岩、信号機の支柱が
蝶結びを失敗したような形にねじまがったり
スチール製のドアの表面だけに現れるレリーフだったり
あり得ないものがそこここにある世界。
そして、それを見た人たちが、あぁ誰かが近くで死んだな、と
普通に受け止める世界。

一切の科学理論、物理法則を無視したその存在に
世界中の学者、科学者たちは解を求めても
現在もなお謎のままで、その知能をそちらに向けたが故
素晴らしい能力がそちらに使われることで
携帯電話も薄型テレビもまだ開発されていない世界。

さて。ここまでついてこられてますか?(苦笑)
そしてその「月標」を読み取ることで亡くなった人たちの
最後の「思い」を読み取ることの出来る能力者、月読がいます。
彼らは、異能ということで、その能力の存在が明らかになった時点で
親とは離され、月読のもとで育てられ、次世代の月読としての
教育を直接受け育つのです。

それ意外はまったく「現代の日本」と状況はまったく同じ。

そして殺人事件が起こり、それを追う刑事が存在する。
そこに、月読が絡む。
と、こんなお話しになるのです。
ただし、月読は、万能ではなく、死者の最後の言葉を
すらすらと読み取り、はい、事件解決なんてものではありません。
そんな簡単なコメディか?なつっこみ満載な単純な本じゃないです。
この状況で作り上げられたミステリは人間の心の闇を
せつなく、深く、描いています。

従妹を殺されたことで事件担当からはずされた警察という
機構の枠からもはずれている一匹狼的な変わり者扱いされる刑事の
話と心に鬱屈としたものを抱える高校生の男女の話を
絡め、そこに起きた二つ事件が次第に繋がって行くのですが
これがまたミステリとしても十分に成り立っている。
無理もなければ無駄もない。

だいたいこのファンタジスティックな設定やら
登場するのが、自分の出生の秘密に
悩み傷ついているのにクールに歪みつつある少年だったり
(それもアタマがよいという設定)
妙に気の強い美しい少女だったり
キャラたちが、なんていうのか、どこかステレオタイプで
ライトノベルな要素があるのにライトノベルに落ちてない。

いやぁすごい。
この作品にはさらに(まだ文庫化にはなっていない)「落下する花 月読」という
続編もでているそう。朔夜がさらに出会う様々な月標と
事件の解決を描いた短編(スピンオフ系かな?)らしいので
こちらもぜひ読んでみたい。

はっきりいいます(笑)
朔夜、ツボりました。直球ど真ん中。
くぅ。たまんない。
腐女子とでもなんとでも呼んでくれ(>ε<)ぶっ
朔夜の雨の日スタイルなんて吹き出しそうでした(笑)
黒いマントにつばの広い黒い帽子って。。。
お茶を飲むときは自分で毎回煎じてから飲むって設定も(笑)
丁寧な口調で話すオトコってツボだったのね、あたし。

実在する超有名アーティストたちの実名で実際にある曲の
タイトルを無理くり「月標」に「読ませる」マニアックさも好きだ(笑)

実際に、こんな世界だったらあたしの月標はなんなんだろう?と
考えてしまったり。でもその月標はその人の内側だったり
生き様だったりとはまったくの無縁なものを生み出したりするんだよね〜。
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2008年 06月 10日 |
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小さな町の小さなコンビニ、ミユキマート。
オーナーの幹郎は妻子を事故で亡くし
幸せにできなかったことを悔やんでいた。
店には、同じように悩みや悲しみを抱えた人が集まってくる。
堅気の女性に惚れてしまったヤクザ、声を失った女優の卵、
恋人に命じられ売春をする女子高生…。
彼らは、そこで泣き、迷い、やがて、それぞれの答えを見つけていく—。温かさが心にしみる連作短編集。
(「BOOK」データベースより)

我が子をなくし、今まで家庭を顧みなかったことを悔やみ
妻の為に仕事を辞めて一緒にいられる時間を、と
始めたコンビニ業。なのにオープンしてすぐに今度は
妻をも事故で亡くす。
遺言ともとれるメッセージを残した妻。あれは本当に
事故だったのだろうか、自殺ではなかったのか。
心に傷をもつオーナー幹郎。
そのコンビニで働く治子、コンビニの客たちなど
語り手が作品ごとに変わる連作短編集。

「重松清と浅田次郎を足した小説」って。。。そりゃない。
それは二人の作家に失礼でしょう。

設定はいいんですよー、もぅ絶対に面白い泣かせるせつない
色々な短編がいかにも生まれそうじゃないですか。

でもねぇ
肌にあわないってのはこーいうことを言うのでしょうかね。
どうしてなんでもかんでも性的な話に繋げなくちゃいけないわけ?
そんなに女っていつでもやりたがってるとでも?
だいたい、女が「牡(オス)の目」って表現、使うかなぁ。。。
いや、100歩譲って使ったとしましょう。でも
その表現を立て続けに、違う女性がまた使うってあり得ない。
要するに人物の作りが安易。女性の描き方が下手。
濡れた、という単語でしか表現できないのかね?
だいたい治子だって30歳でしょ?すっごい「おばさん」くさいし
女子高生にしても「やらせてあげてもいいわよ」って
そんな女子高生の語尾が「わよ」かよ!(苦笑)あり得ない。

普段、ここでは出来る限りいいとこ見つけて
出来る限り褒め姿勢なのですが
今回、これだけ言っちゃうのはやっぱりそれだけ
「設定」をもっともっと活かして欲しかった!という
残念さから。
あー、本当にもったいない。
これだけ、せつない泣ける舞台なのにーっ。
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2008年 05月 22日 |
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物語の冒頭に置かれた〈作者からの注意〉に驚くべきことに
奇妙極まりない殺人劇の容疑者たち四人の
リストが公開されている。
この大胆かつ破天荒な作者の挑戦に
果してあなたは犯人を突きとめられるか?
ご存知、速水警部補と推理マニアの弟と妹が活躍する、異色の傑作長編推理。
(「BOOK」データベースより)

速見三兄妹シリーズ第2作目ということですが
1作目の「8の殺人」の評判がイマイチなんで、ま、いっかーと
こちらから読んでみました。
「新本格」と言われる作家ということで、こむずかしそーだなぁ〜
この作家さん、前に読んだ「殺戮に至る病」で
ちょっとげんなりしちゃったのよねぇ、どよーんと暗くて重くて
気持ち悪くて(苦笑)
わぁ最初から「挑戦状」だよ、こっちに「考えろ」と言ってるよ
考えて何度も「登場人物」に戻る推理小説ってなぁ。。。と
後回しにしていたのですが
とーんでもない、すらっと読めちゃうライトなコメディ要素
がっつり盛りこんだ1冊。

ホントに同じ作家さん?と思うほど。
まぁ登場人物が、作者の中だけで人形のように動いているように
感じられる部分は同じ作者さんだなって感じだけれど。
動いているというか、動かされている、そんな感じ。
まぁこれは、そこが気になるかどうかは人それぞれだし
話の展開、語り方にもよるから
それだから、なんだ、というわけでもないのですが。。。

さて、容疑者は4人、と最初から提示してくるこの小説。
「殺人者」のモノローグ、「被害者」として事件の
様子、主人公速見刑事が弟妹の知恵を借りる「素人探偵」
そして速見自身の捜査の様子の「警察官」
とそれぞれ殺人の幕ごとに場として別れて進みます。

確かに見事に騙されました。
そしてその騙しも自然な結果であり
そんなのわかるわけないよ〜!というめちゃくちゃな展開でもないのに
どこかめちゃくちゃ=スラップスティックな匂いが
漂う不思議な作品。。。。
さらっと読めるユーモアミステリ、こんなミステリもいいかも、と
思うのですが。。。

泣かせることは簡単でも笑わせるのは難しいよね、どんなジャンルでも。
と思わせる時点でいまいち笑えなかったわけです(苦笑)
まぁ笑いたくて読み始めた本でもナイのですが。
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2008年 05月 05日 |
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2013年、スラム化進む東京で事件は起きた—首狩り殺人鬼vs.女性捜査官・麻生利津。
警視庁の新人捜査官・麻生利津はおぞましき
連続首狩り殺人事件の捜査を命じられた。
彼女に授けられた史上最強のパートナーは
人工知能ドクター・キシモト。マルチ頭脳の横溝賞作家が
想像を超えたスリルと知的興奮で迫る近未来サイコ・サスペンスの決定版。
(「BOOK」データベースより)

えっと〜。。。ここまで食欲をなくさせる本、久々です(笑)
でもやめられない。謎が謎を呼んでもぅどんどん先へ先へと
読ませる力のある本です。
このテンポのよさ、すごい。
設定が近未来ということで、基本SFが苦手なあたしでも
これは引込まれました。まぁSFが苦手でも「羊たちの沈黙」とか
サイコスリラー的な部分にひかれて、という感じかな。
人工知能であるドクター・キシモトとのやりとりもいいし
死んだ人の脳をトレースできるという設定も面白い。
ラストの犯人探しの部分は、もしかしたら
そこを読む前から読めちゃう人もいるかもしれませんが
あたしは騙されましたね〜。
というか、あまりそこは考えながら読まずに流れに
ひたすら乗って、主人公と一緒に探すスタンスで。
だからかな、結構、その部分でも楽しめましたよ。
正直、この人が犯人?と思わせる色々な人が
出て来るのですがその一人一人のキャラが少々弱すぎるため
途中、苗字が出て来ても、これ、誰だっけ?状態ってことも。

ソンディ・テストは実際するテスト方法なのですね。
読後、ぐぐっちゃいました。

あ、グロい表現がダメな人、死体描写、殺人描写が
ダメな人は止めた方がいいです。
読んでる最中、料理してて肉がダメだ〜とうなりながら
作りましたもん(苦笑)
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