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カテゴリ: :柴田よしき ( 5 )
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2009年 03月 18日 |
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「好きよ」—たった一言を遺して同僚の愛果がビルから飛び降りた。死んだはずの愛果の影を感じる董の前に伊勢崎という男が現われる。伊勢崎の周囲で起こる奇怪な出来事の数々—時空が歪み、記憶も操られる中、董子の故郷、真湯島と東京をつなぐ恐るべき企みが明らかに。
予想を遙かに超える衝撃のラスト。
(「BOOK」データベースより)

んーっと。
タイトルだけ見て、ちょっと実際にありそうな
やっぱ日常の普通の人が一番こわいよね〜って
思わせるような「恋愛ミステリ」かと思った。
いやぁ、まったく違う方向へ。
ホラーというか。。。
鎖国状態のような離島を舞台に繰り広げられる
もしかしたら本当にそんな場所がありそうとすら
思わせるあたりは、オカルトめいてはいますが
その独特の恐さ、ここは好き嫌いが別れるかも。

けれどやっぱりこれは恋愛小説だと思う。
「好きよ」と伝えたいのに
伝えられない相手。
その思いが伝わったところで自分の身体はすでになく。。。
それでも好きな相手の為に身を尽くす。
とてもせつない恋愛小説。

それにしても愛果の「メッセージの残し方」
あれを解くのもすごいけれど用意するのも大変そうだ(苦笑)

ラストの主人公董子の強さは潔く気持ちがいい。
SFもオカルトもホラーも嫌いなのに
読後感がイイ、不思議な一冊。
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2008年 07月 17日 |
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「口にダイナマイトをくわえさせて火を点けたら、こんな感じじゃないかね」
東京都下で頭部を木端微塵に吹き飛ばされた死体が、
相次いで発見された。不思議なことに、
首から下には外傷がまったくない。
この異様な連続殺人は人間の仕業か?それとも…。
10から0へ。日常に溢れるカウントダウンの数々が、一転、驚天動地の恐怖を生み出す新感覚ホラー。
(「BOOK」データベースより)

「ゆび」の続編です。
まぁ「ゆび」もね、こんな設定ならなんでもありだよな〜と
思ったのですがやっぱりなんでもありでしたよ(苦笑)

ただしあまりにも前に読んだ為、うろおぼえで
この人なんだっけ〜とかそんな登場人物達がいっぱいで
それだけ人が本の中であまり生きてなかったんでしょうねぇ。。。
登場人物が冒頭に並んでますが
それも、物語途中で、これだれだっけ?とめくり返しても
たいした意味もってません(苦笑)

殺され方がはんぱなくて(苦笑)映画化でもされたら
血の量だけで18禁になりそうなほどです。

ホラーといっても好きなホラーとどうでもいいホラーと
あるんだなぁと。。。
まだまだ続くようですがもぅおなかいっぱい。
摩夜峰央あたりが漫画化してくれたら読みますって
そんな台詞、他の本読んだときも書いたな(苦笑)
主人公が美少年に変えられてるかもしれないけれど(>ε<)ぶっ
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2008年 02月 09日 |
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エレベーターのRボタンを押し惑う飛降り自殺志願者。
混み合うデパートの非常ベルを見つめる主婦。
彼らの目前に、突然、“指”が現われた、まるでためらう気持ちに
ふんぎりをつけさせるかのように。
そして、指はボタンを押す—。
東京各地に指が出現する事件が続発。
幻なのかトリックなのか?やがて指は大量殺人を目論みだした。
不条理な恐怖があなたを襲う。
(「BOOK」データベースより)

いやぁしっかり書いてありましたよ、表紙に。
「長編ホラー小説」って。
いやぁ。あり得ないけれどコワイ。
ラストなんてもぅ絶対にあり得ない、んだけれどコワイ。
指だけが空中に浮き、人を死においやっていく描写は
恐い。。。けれど、一番恐いのはやっぱりサイコな天才でしょうかね?
人間が一番、コワイってオチなんでしょうか。
ちょっとラストは、ありゃりゃそう終わらせちゃいますかって
気持ちがナイでもナイですが。。。
なんてラストにケチつけちゃうほど、作者の造り上げた
この異世界にはまっていたということですよね。

一気読みするにはベストな本です。
ただすっきりしたい人にはもっとちがう本があるかな?
映画化とかしちゃったら子供にうけるかも?
リアル鬼ごっこよりはずっとヨイのではないかと(苦笑)

柴田よしき、って今まであたしが読んできた柴田よしきと
同一人物なんだろうか?と本気で疑ってしまった本です(笑)
(同一人物です(苦笑))
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2006年 01月 18日 |
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 まず帯に書かれた文章を読んでのけぞりました(笑)
「芸能界に渦巻く殺意に立ち向かう新人女性マネージャーの
恋愛物語」!!!!
いやぁ。。。詰め込みすぎじゃないですか?(苦笑)
柴田作品は2作目。「Close to You」を読んだときも思ったのですが
「ありえなくない」のです、この人の書く異世界は。
まさかぁと笑い飛ばせないリアリティがあるのに
文体は軽く読みやすい。不思議な作家さんです。
本作は、不倫が発覚し、相手の妻子持ちの男に捨てられた挙げ句
職まで失ってしまった26歳の茉莉緒。
芸能界なんて興味もなく疎いのに偶然出会ったモデルあがりの
まだまだ無名の役者、雨森海がきっかけとなり
彼の所属する事務所でマネージャーとして働くことに。
と、これだけでも十分読めます。
ドラマにでもありそうな設定。
そして、あー、芸能界ってやっぱこんなことあるんだ〜と
思える色々な裏工作や仕事の選び方、タレント、役者の
守り方、育て方、CM契約がいかに大切かなどなど、ええ、十分です。
なのに、ここに死体が二つも出てくる。
見えない犯人に対する恐怖。
何重にもハナシは重ねられあっと言う間に読み進められます。
でもそれは事件の謎に惹かれて、ではなく
この茉莉緒の成長に魅せられて、なのです。
ミステリーとしてよりも、ミスコピーの紙の1枚のようにしか
感じられなかったオンナノコが成長していく、そのハナシだけで
十分にお腹いっぱいです。
。。。個性派俳優として成長していくモデルあがりの
アタマの小さな「雰囲気」のある海は自由に想像して
読める楽しさは腐女子的にはかなりオイシイ本かと。。。(笑)
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2005年 11月 15日 |
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 こちらも「初めて」作家な柴田よしき。
ミステリっぽくない語りぶりにさらっと
読んでいくと事件が起こり、そこではっと
そいえばミステリ読んでるんだっけ、と気づく次第。
それくらい今よくあるような夫婦の形、夫婦の問題から
話は始まります。

二つに割れた派閥。その中で上手く立ち回っていると
思ったらその争いに負け、はじき出された雄大。
いきなりの無職。なかなかはかどらない就職活動。
幸い共働き夫婦、むしろ妻は自分よりも高収入。
すぐに生活に困ることはなくても気持ちは焦り、ささくれ立ち
酒に走り、パチンコ三昧。。。
そんなある日、オヤジ狩りにあう。
そして妻からの思いもしない一言。
「専業主夫になって自分を迎えて欲しい」

そんなことになってたまるものかと必死の職探し、だが
見つからないまま、雄大はやがて自分の住んでいる
マンションの住人達に翻弄されていく。
そして事件が起こった。

普通に生きているつもりでも
相手も十分に合意の上であると思っていても
自分たちの理想を互いに語っていても

あちこちに誤解は存在し、様々な面で自分では
思いもよらない恨みをかい、また残酷な言葉で傷つけている。
そう気づかされたときの驚きと後悔。。。

この話の最後、結構好きです。前向きで。
でもね〜、どうでしょ、自分がこんな立場に立ったら。
なんせ集団行動苦手ですから(苦笑)
それが恐くて戸数の多い集合住宅避けてるし(笑)
でもとても大切なこと。
人は誰でも一人で生きているわけではなくて
自分の生活の足下をしっかり意識していくことは
大事なことだものね。

まぁ一つ言わせてもらえば「どうせわからないでしょ
勝手にこぅ思ってるんでしょ、あたしたちのことを
ちゃんとわかってよ」と叫ぶことは
「じゃあ、お前らはこっちのことの何がわかる」
とも返せるわけです。
「わかってよ」と叫ぶのではなく
「自分も大変だけどそっちも大変よね。じゃあせめて
これはこちらでやりますよ」と「こちらもすべきことを
すみません、ありがとう」というセットが一番、あたしは
あるべき姿だと思うんですけどね。
そーいうのがなく井戸端会議でウワサだけを好物と
しているようだから。。。ぶつぶつぶつ。。。。(苦笑)
まぁここまですごい人たちにはお会いしたことありませんが
本当にいそうなリアリティがコワイです。
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