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カテゴリ: :貫井徳郎( 11 )
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2008年 08月 19日 |
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平凡な日常が裂ける—。突然、愛する妻・絢子が失踪した。
置き手紙ひとつを残して。理由が分からない。
失業中の迫水は、途切れそうな手がかりをたどり
妻の行方を追う。彼の前に立ちふさがる、暴力団組員。
妻はどうして、姿を消したのか?いや、そもそも妻は
何者だったのか?絡み合う糸が、闇の迷宮をかたちづくる。
『烙印』をもとに書き下ろされた、本格ミステリーの最新傑作。
(「BOOK」データベースより)

なんかさらっとした本を読みたいぞと手に取ったのですが
あははは〜まさしく「迷宮」
1994年に発表された「烙印」を全面改稿、けれど新作並みに
リライトされたものだとか。

「慟哭」やその後の貫井作品に比べれば
軽い、ちょっと流されちゃった感はあるし
ラストに持って行くまでの暴力団がらみは
かなり無理もあればラストは、そっちですかー!な
衝撃(苦笑)はあるけれど
結構楽しんで読めちゃいました。

自分にとって一番大事なものは何かを求めて
探す姿は好感度も高いし、伏線もしっかりしてるし
ラストの妻の、過去、彼に語った言葉ではちょっと涙。
おっと感動しちゃったよ、という読後感(笑)
(よく考えるととてもやるせないのだけれど)
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2008年 06月 14日 |
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維新の騒擾燻る帝都東京の武家屋敷で
青年軍人が殺された。被害者の友人で
公家の三男坊九条惟親は事件解決を依頼されるが
容疑者、動機、殺害方法、全て不明。
調査が進むほどに謎は更なる謎を呼ぶ。
困惑した九条は博学の変人朱芳慶尚に助言を求めるが…。
卓抜な構成と精妙な描写で圧倒する傑作本格ミステリ。
(「BOOK」データベースより)

公家の三男坊九条とその友人で「安楽椅子探偵」のごとく
九条からの話を聞いただけで色々な可能性を
考えて行く朱芳が事件を解いていくシリーズ第一弾。
「妖奇切断譜」が続編にあたり、そちらの方が一般的に評価が
高そうでしたが、こちらも面白かったですよ。

ただあたしの思考能力の低さか
登場人物のキャラたては曖昧ではないのにもかかわらず
これはどんな人だっけ?誰の孫で誰と結婚してて、あれ?と
何度も家系図を見直したり、じゃあここから忍び込めなのか?と
何度も間取り図を見直したり。。。で、話に集中できなかったかも。
そこを見返さず、何も考えず、読むことだけで
うぉ!と唸らせるものではなく、それをすべて理解した上で
おおぉ。。。と唸らせる結末なので
そこがちょっとしんどかったと言えばそうかな。

犯行理由も何もかも、他人には理解できないこーいうモノだから、と
言われてしまった気もしますが(苦笑)
九条の好奇心旺盛さ、朱芳の頭脳明晰さ加減
このあたりのキャラ作りは面白いし
シリーズとして十分成り立っていると思います。
朱芳の理屈っぽい言葉の嵐は
どこか京極作品を彷彿とさせてなかなか好きな空気です。

このシリーズやっぱりぜひ読むのならこちらからを
おすすめします。
(これでうんざりして次、手を出さない可能性も(苦笑))
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2008年 05月 27日 |
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戊辰戦争の傷跡癒えぬ東京で、美女ばかりを描いた
錦絵が評判を呼んでいた。
だが描かれた女がバラバラ死体で
それもなぜか稲荷で発見される事件が続発、町に恐怖が広がる。
元公家の九条は捜査に乗り出すが、非道の犯行は止まらない。
困惑した九条は病床の友人朱芳の頭脳に望みを託す。驚愕の結末が待つ傑作推理。
(「BOOK」データベースより)

ほぅ〜〜〜。貫井ってこんな作品も書くんだ!と
読んでる最中何度も確認したほど。
江戸川乱歩好きにはなかなかはまりますよ、これ。
ミステリとして謎解きを楽しむよりもその世界を
楽しめるのですが、まぁそのタイトルどおり
かなりのバラバラ死体ぶりなので
そのテの血なまぐささが苦手な人には勧められない一冊。

時代設定が「時代小説」と「現代小説」の微妙な時代なので
時代小説を読み慣れてない人には新鮮に
感じられる部分もかなりあるのではないかと。
そこも合わせて堪能して欲しい。
結構、伏線も時代を絡めてしっかりしてるので
まぁそこはさすが貫井だな、と。

好みは別れるところかと思いますが
あたしは結構この耽美的などろどろさ加減、嫌いじゃないし
足フェチの無意味なおやじの登場も結構好きです(笑)
(無意味言うな(笑))
まぁ確かに、え、犯人こんな登場の仕方かよ、都合よすぎやん、と
つっこみたくはなりますが。。。
この時代ならでは、この時代のこの世界の人たちの思考回路を
思うとそれもありなんだろう、と。

この前作が「鬼流殺生祭」なのですがまた順序逆に
読んでしまいました(苦笑)
途中読んでいて、失敗したなと思う箇所もあったので
順番に読んだ方がいいかもしれません。
書評を読むと前作よりもこちらのほうが完成度が
高いようですがまぁそこは割り切って次、前作を読みたいと思います。
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2008年 03月 29日 |
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こんな生活、もう我慢できない…。
自堕落な夫と身勝手な息子に翻弄される主婦の救いのない日々。
昔、捨てた女が新婚家庭にかけてきた電話。
突然、高校時代の友人から招待された披露宴。
公園デビューした若い母親を苦しめる得体の知れない知人。
マンションの隣室から臭う腐臭…。
平穏な日常にひそむ狂気と恐怖を描きだす八編。
平凡で幸せな結婚や家庭に退屈しているあなたへ贈る傑作短編集。
(「BOOK」データベースより)

結婚にまつわる八つの風景という副題がついたこの作品。
まぁ確かにそうなんだけれど個人的にはいらないんじゃないかなと。
だってその副題だけであたし前回、買うの見送りましたもん。
なんか変な甘ったるさを感じて。
って
ぜーんぜんそんなことなし!
いやぁ、恐いですよ。
背筋にひやっとくる。
見事です。
貫井ってこんなに人物描くの上手かったんだ、と改めて。
女性心理を見事に書ききっている。
長編ばかり読んでましたが、短編ならではの切り取り方。
それまたとても上質でいい具合なんです。
無駄のない短編。
ミステリというよりサスペンス。

崩れる:しょうもない夫と出来の悪い息子に我慢を重ねた妻は。
怯える:妊娠中の妻のもと留守中にかかってきた昔の彼女の電話。
憑かれる:忘れていた女友達とその彼女が好きだった彼=昔の彼との結婚話。
追われる:結婚相談所のサービスとしての模擬デート。今ならストーカー話。
壊れる:不倫相手から掴んだ上司の不倫ネタで仕返しを計ったところ。。。
誘われる:公園デビューがうまくいかない女性が新聞で知り合ったママ友達とは。
腐れる:隣りの部屋から漂う異臭。妊娠初期で特にはながきくゆえに気になる隣りの家庭。
見られる:まったく知らない相手からの電話の内容は自分の生活パターンをすべて知っていた。

その副題もすべて絶妙。
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2008年 01月 25日 |
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—神の声が聞きたい。牧師の息子に生まれ、
一途に神の存在を求める少年・早乙女。
彼が歩む神へと到る道は、同時におのれの手を
血に染める殺人者への道だった。
三幕の殺人劇の結末で明かされる驚愕の真相とは?
巧緻な仕掛けを駆使し、“神の沈黙”という
壮大なテーマに挑んだ、21世紀の「罪と罰」。
(「BOOK」データベースより)

慟哭」ではあやしい新興宗教でしたが今回はキリスト教ですか〜。
あたしはキリスト教の牧師と神父の区別もつきませんが
それでも早乙女の陥った悩みに、一緒にどんどん話に引込まれ
答えをも求めるかの如く先へ先へと読み進める手が
早くなりました。

3部作として、早乙女輝の幼少期から大人となる姿を描いていきます。
無痛症の彼は痛みを感じることがない。
体の痛みがわからない彼は自分が心の痛み、人の痛みも
わからないのか或いは本当にその程度の出来事なのか
その判別がつかないまま成長していきます。
ただひたすら神の福音を聞きたいと願い、神の存在を
信じ祈り続ける。神とは何か、神が存在するのであれば
この世の不幸はないはず、神は人間を見捨てたのではないか、と。

貫井作品は他にも何作も読んでますがあえて「慟哭」を
比較として出したのは読んでいただければわかるはず。
あぁ、またやられたよ、って感じです。あたしはね。
一部〜三部まで、読んでから読み直してしまうことになるかと。

まぁね、キリスト教をこんな形で書くことは
もしかしたら人によっては反感を買うかもしれないけれど
そこは受け流して読んで欲しいなぁ。(っても無理かな)
宗教に興味のない人にこそ読んでほしい、けれど。。。余計に
そーいう目で見ちゃうかもね(苦笑)
別に宗教者すべてが人格者ってわけじゃあなくて
どんな世界にも、間違った行動を正しいと信じる人はいるわけよね。
って程度で。
というか、一般的な(誤認であっても)認識として
犯罪を犯すまでの過程としてやっぱり
教会の息子、無痛症という設定はネタとして、はずせない。
ミステリーとして完成度はかなり高く仕上がっている分
宗教がテーマであっても人に勧めたくなる一冊。
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2008年 01月 13日 |
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小学校の女性教師が自宅で死体となって発見された。
傍らには彼女の命を奪ったアンティーク時計が。
事故の線も考えられたが、状況は殺人を物語っていた。
ガラス切りを使って外された窓の鍵
睡眠薬が混入された箱詰めのチョコレート。
彼女の同僚が容疑者として浮かび上がり
事件は容易に解決を迎えるかと思われたが…
『慟哭』の作者が本格ミステリの極限に挑んだ衝撃の問題作。
(「BOOK」データベースより)

プリズムとは入射光を屈折・反射・拡散するといった働きをし
ガラス製の多角形の形をしている三稜鏡であり
周囲の様子に応じて様々な様相を見せるものの
イメージとして与えられる言葉。

そう、まさしくこの小説はプリズムのごとく
一つの事件が様々な方向から見ることによって
色々な表情を見せていく。

先に言っておきます。
犯人が誰か、とすっきりさせることが好きならば
この本は読んではいけない。
読者も一緒に謎を楽しむ、じゃあ、犯人はいったい?と
解いていく、それくらいの気持ちで臨んでいただきたい本。
で、これがまたとてもよく、きれいに作られている。
感心してしまほど。
ミステリーってこんな可能性もあるんだ、と改めて
思い知らされた次第。

まずはその小学校教諭が担任するクラスの子供たち。
独自に推理を働かせて「犯人」を探していく。
親たちの噂を集めて、また怪しいと思う人たちに
直接話を聞きにいき。。。
やがて子供たちは一つの結論にたどり着く。
もしかしたら。。。

そして次の章。
また別の語り手が独自に犯人を突き止めようとし、そして。。。

ネタばれにならないように伝えるのが難しいのですが
怪しいと思われた人たちが、次の章では語り手となり
その語り手は、語り手で自分自身の中だけでも
彼女に何が起こったか、いったい誰が彼女を殺したのか
別に警察に突き出すつもりはなく、自分自身で納得したい、と
それぞれの理由で「納得いくところ」まで
独自の捜査を進めるわけです。

読み手も、当然、その内容に新たな発見とともに
「納得」をする。
ところが次の章でそれがひっくり返される。
だって「犯人」と限定された人間が「犯人」を次の章で
探していくわけなのだから。

最後、犯人を特定するのは読者であることを忘れずに
あなた自身の推理を働かせてどうぞ立ち向かってみては?
さらに別の章をあなた自身の中で組み立てることだって可能なくらい。
(正直、この本で一番最後に「犯人?」と疑われる人物、その動機は
やっぱり後味悪いんですけどね〜〜〜。しんどいつーか重い。)

もちろんプリズムの名の示す通り、色々な語り手が見てきた被害者の姿
人によって人はこんなにも違う見方をされている
当たり前のことなのだけれど
実はミステリーは特にそうなのだけれど物語って「キャラ」を
立てる為に人間の多角性は無視されることが多く
これまた力量のある作者でなければできない技。
この部分もぜひ見落としなくどうぞじっくり読み味わってください。


まぁ。。。読んでいくうちに、こんな人が犯人?!というびっくりを
求めるタイプには「消化不良!」と言われちゃうんだろうなぁ。
そーいう本じゃないこと、ぜひわかった上で読んで欲しいです。
ま、そーいうのもあたし、大好きですけどね。
色んな本があるということでこんな本もオススメ、ということで。
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2007年 01月 31日 |
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 思慮深かった中学二年の息子・優馬がマンションから
飛び降り、自殺を遂げた。
動機を見出せなかった父親の青木は
真相を追うべく、同級生たちに話を聞き始めるが…。
“子供の論理”を身にまとい、決して本心を明かさない
子供たち。そして、さらに同級生が一人、また一人と
ビルから身を投げた。
「14歳」という年代特有の不可解な少年の世界と心理を
あぶり出し、衝撃の真相へと読者を導く、
気鋭による力作長編ミステリー。
(「BOOK」データベースより)

これまた「若者」がテーマですがこちらは
父親視点から若者の社会、文化を切り開きます。
なにげに大好きな貫井作品。
息子の理解不能な突然の飛び降り自殺という
始まりだけに一瞬、手に取るのもためらわれましたが。
とにかくスピード感がある。
ぐいぐい読み手をひっぱっていく。
飛び降り自殺からいじめを連想するような
短絡的な脳内にがんがん揺さぶりをかけるかのような
次から次へと発覚していくおぞましい事実。
それゆえ最後の「お父さん」という一言に
なんとも救われた思い。

この作品のすごいところは無駄がないところ。
ミステリーとしての伏線というより
このキャラクター設定やこの情景は
この為だったんだ、と後で読み返して
感心してしまうほど無駄がない。
読み終わった後、ぜひもぅ一度流し読みでも
いいのでもぅ一度目を通してそれも合わせて
楽しんで欲しい作品です。
。。。でもコワイ話だよなぁ。小説の中だけであって欲しいです。
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2006年 01月 02日 |
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 いやぁ、この本で年越しはいやだなぁと勢いで
読み切りましたが結果的に読み納めがこの本ということに
なるのでしょうか(苦笑)とほほ。
重いけれど読み応えのある本でした。

貫井の症候群シリーズ3部作の最終作です。
症候群シリーズの中では最高傑作だと思います。
「警視庁内には、捜査課が表立って動けない事件を処理する
特殊チームが存在した。そのリーダーである環敬吾は
部下の原田柾一郎、武藤隆、倉持真栄に、一見無関係と
見える複数の殺人事件の繋がりを探るように命じる。
『大切な人を殺した相手に復讐するのは悪か?』『この世の
正義とは何か?』という大きなテーマと
抜群のエンターテイメント性を融合させた
怒涛のノンストップ1100枚!」
と、ありますがエンターテイメント以上に深みのある本です。

未成年であるか精神障害を理由に刑法上の刑に
服さなかった者たちが殺害されていたその裏にちらつく
「職業殺人者」の影。
そして心臓の移植手術を待つ看護婦でもある母親の行動
その二つが平行して話は進み、その最後が繋がるとき。。。

復讐は悪なのか?
心から愛する人を奪われた辛さ。己のすべてを壊された怒り
その行為に対して、未成年だから、精神に障害を持っていて
自己責任能力がないというだけで罰を受けなかったら
その悲しみ、怒りはどこへ向けたらよいのか?
本当に未成年に対して更正が行えるのか、更正するのか
その本人ではなく病気を恨むだけで事は終わりなのか
そのすべてに対してこの本は答えは書いてません。

でもその分、被害者のつらさ、せつなさが存分に書かれていて
読んでいてツライです。
決して、復讐や職業殺人者を肯定している本ではなく
殺人は殺人として裁かれるべきことだと復讐者も
苦しんでいる部分もとてもつらい。
読む人に考えさせる本です。

部下である3人のそれぞれの思いもぜひ3部作として
はじめから読んで胆嚢してください。
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2005年 10月 10日 |
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 「失踪症候群」に続き症候群シリーズ2作目です。
前回は探偵の原田柾一郎の話を織り込みながら
事件解決へと話が運びましたが、今回は托鉢僧の武藤隆。
彼がいつも立っている新宿西口。
そこでふとしたことから挨拶を交わすようになった
ティッシュ配りの高梨。
そこから武藤は誘拐事件に巻き込まれていく。
と同時に、実は表沙汰にならずに多発していた
数百万程度の身代金で子供が必ず帰ってくる「小口誘拐」
その二つを絡ませながら話は進んでいきます。

相変わらずの警察では絶対にできないことを
すんなりやり遂げて犯人を追いつめていく環チーム。
作者の好きな「必殺シリーズ」または「ザ・ハングマン」
さながら、自らの頭脳に固執する犯人との裏のかきあいは
読んでいて引き込まれるのですが
んー、最後のまとめ方がちょっとチカラワザすぎ?
シリーズだからこそ、魅力的なキャラクターだからこそ
読めた感じも否めない。。。
次の最終話「殺人症候群」に期待です。

ただ今回、連続誘拐犯が、誘拐する子どもの選定に利用していたのが
インターネットの日記サイト。
この作品の初出が1998年なので、その当時まだネットの
コワサも浸透していない頃なので(まだパソコン通信が
フツウに存在しインターネットが出回り始めた頃って感じ?)
個人情報なんてがんがん自ら流出させていたり
もちろん顔写真だってなんの迷いもなく晒し無防備だった時代
その時読んだらもっと強烈な印象だったかも。
(あたしがネットを始めたのは1999年だっけかな?)

さて順番的にいったら次の主役(?)は肉体労働者の倉持真栄?
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2005年 10月 05日 |
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 この作者貫井氏は必殺シリーズが好きだとか。。。
で、この「症候群3部作」は現代版必殺シリーズと言った
感じ。その1作目です。

警視庁内には表立って動けない事件を秘密裡に
処理する特殊チームが存在する。
警務部人事二課に属するリーダーの環敬吾
今は探偵の原田柾一郎、托鉢僧の武藤隆、
肉体労働者の倉持真栄。
今回、彼等は刑事部長からの任務を受け
一見、繋がりのないような若者達の失踪に
ある共通点を見つけその裏を探っていく。

原田の家庭問題を同時進行に、事件解決に向けて
動く彼らと、さらに失踪した本人など
話の語り手や場面が次から次へと変わっていくのに
まったく話が混乱しない作りは見事。
まるでドラマや映画を見るかのようにすっとその
世界に入り込んでいきます。
あっと驚くような仕掛けや展開、唖然とするような伏線などは
ありませんが、それでもおもしろく一気読み。

凶暴なロックバンドや集団リンチの果ての殺人、
得体の知れないイリーガルドラッグ等々
救いようのないダークな展開もありますが
単なる謎解きだけではなく、家庭をテーマに書かれるその世界は
人の心の内側の闇まで描かれラストもすっきり。
プロフェッショナルとしての現代版必殺人達の次の
仕事が楽しみです。
個人的に環に惚れた♪頭のイイオトコは好きです。
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