:books:
achabooks.exblog.jp
  Top
カテゴリ:は行作家 その他( 6 )
|
2010年 12月 12日 |


『招き寿司』チェーン社長・豪徳寺豊蔵が破格の金額で探偵・鵜飼杜夫に愛猫の捜索を依頼した。その直後、豊蔵は自宅のビニールハウスで殺害されてしまう。なぜか現場には巨大招き猫がおかれていて!?そこでは十年前に迷宮入りした殺人事件もおきていた。事件の鍵を握るのは“猫”?本格推理とユーモアの妙味が、新しいミステリーの世界に、読者を招く。(「BOOK」データベースより)



回転寿司チェーンを経営する資産家・豪徳寺豊蔵が殺された。
犯行現場は自宅のビニールハウス。
そこでは、十年前にも迷宮入りの殺人事件が起こっていた…。
豊蔵に飼い猫の捜索を依頼されていた探偵・鵜飼杜夫と
過去の事件の捜査にも関わっていた砂川刑事が
それぞれの調査と推理で辿り着いた真相とは!? 
10年の時を経て繰り返される消失と出現の謎!! 
すべての猫は、殺人のための装置だったのか?
。。。。とは出版社解説文より。。。。ですが。。。

いやぁ。。。すべての本に対して
ここで紹介するときは、その本の何かしら
いいところをあげ、その部分を推したい。
たとえ、好みでない本であっても
「その部分が」好きな人が、そうかその路線なら
好きだなと、その本を読んでもらえばいいと思って
書いてますが。。。

この本については
なんて書けばいいんだ?(苦笑)

まぁはっきり言って「バカミス」なジャンル。

おばかな掛け合い、登場人物達の絡み
これに耐えられれば終盤は、なるほど、と
思えるミステリとしては秀逸かと。

なんか以前これと同じくらいバカらしい気の抜けるような
ミステリを読んだなぁ。。。と思うのですが
ミステリ界にこの手の「この登場人物は
こんなにもくだらないギャグばかり飛ばして
周囲はそれに『ぎゃふん』なんですよ」的な作りって
よくあるんですかね。

いやぁそこが読みづらくて何度も何度も読み始めては
他の小説を読み始めて。。。とようやく読破。
途中の中だるみさえ過ぎれば面白かったんですけどね。
そこにいくまでが大変だったわー(汁

あ、これシリーズもんなんですね?
そかそか。じゃあこの登場人物達はおなじみなんですね。
そこから読めばもっと読みやすかったのかな。
[PR]
2009年 09月 29日 |

1945年の東京。空襲のさなか、浜田少年は息絶えようとする隣人の「先生」から奇妙な頼まれごとをする。18年後の今日、ここに来てほしい、というのだ。そして約束の日、約束の場所で彼が目にした不思議な機械―それは「先生」が密かに開発したタイムマシンだった。
時を超え「昭和」の東京を旅する浜田が見たものは?失われた風景が鮮やかに甦る、早世の天才が遺したタイムトラベル小説の金字塔。
(「BOOK」データベースより)

あたしの大好きなタイムトラベルものです。
基本、SFは好みではないのですがタイムトラベルは好き。

主人公が、昭和38年から昭和7年にタイムトラベルするのですが
その昭和初期の描写がいいです。
そのレトロな時代が好きな人にはそれだけで楽しめる。

当時の銀座の様子やかなり事細やかに調べられたであろう
古き良き東京。
個人的なことですがつい先日江戸博物館に行って
「十二階」だとかそういった時代について
触れたばかりだったのでなんてタイムリー。
(もし行く機会があればこの本を片手に!)

さて、もちろん、その時代だけを語った本であれば
別に時代設定をそこに合わせればいいだけのこと。
さらに作者は次なる試みを。

タイムマシンがひきおこすパラドックスを
どう解明するか。

例えば自分が生まれる前の時代まで戻り
自分の祖父を殺したとする。
自分はどうなるか?
過去に戻り自由に操作することで運命は変えられるのか?

様々なタイムトラベルをベースにした小説では
その独自の答えをそこで披露しています。

こちらでも綿密に計算され、つじつま合わせとしては
かなり完成度の高いものでは?
ぜひそのあたりも合わせて楽しんで欲しい一冊。
だってこの最後のまとめ方と言ったら。
爽快ですよ。
ん?と首をひねるような、じゃああなたは誰から
生まれたの?と思われるかもしれませんが(笑)
ゆっくり何度でも読み直して味わってください。

タイムパラドックスを利用したならではの大団円。
おおっ、と楽しめること請け合い。
時空を超えたラブストーリーにも嫌みがなくヨイです。
[PR]
2009年 07月 31日 |

兄の部屋を偏執的にアサる弟と、罠を仕掛けて執拗に報復する兄。兄弟の果てしない憎しみは、どこから生まれ、どこまでエスカレートしていくのか?出口を失い暴走する憎悪の「黒冷水」を、スピード感溢れる文体で描ききり、選考委員を驚愕させた、恐るべき一七歳による第四〇回文藝賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)

確かmixiの読書関係のコミュで話題になってたので
読んでみました。
これを書いたのが17歳ってのが驚きですが
その若さゆえの若い主人公たちの心理がリアルです。
例えば、若いと世界が狭かったりする。
家と学校、家族と友達、自分が今そこに存在するその世界がすべて。
それがゆえに確執が生まれた時、その中で
もがく、それも両手両足をばたつかせるように必死に。

その必死さがこの兄弟の攻撃になるんでしょうね〜。
本当にすごいですよ、この兄弟喧嘩(笑)
争いごとって外から見たらとても滑稽。
そしてこの子供達の不気味さ、なんともいえない不安感。
ぞっとする笑いを楽しみたい方に。
あっという間に読めますよ。
[PR]
2008年 10月 11日 |
a0104226_2332648.jpg
コミックスです。少女漫画です。
妖怪、もののけモノ好きならおすすめです。

入り口に大きな柳の木がある骨董屋「雨柳堂」。
そこへ集まるのは、様々な“想い”を持った品々。
骨董と人の織りなす愛情と因縁。雨柳堂主人の孫息子・蓮は
それらの“想い”を感じ取る不思議な力を持っていた。

連載開始はいつだったんでしょ。
相当古そうです。絵柄からして。
そこさえクリアしてしまえば、面白いですよ〜。
1日で12巻全部読んでしまったもの。
でもこれ、一応連載途中、なんですよね。
終了とは言っていない。
そんな曖昧な感じもいいです。
連作短編集ならでは。



波津彬子の作品がeBook Japanで有料配信されています。
一部を立ち読みも出来ます。
TOP>少女コミック>著者>波津彬子

※購読には読書専用ソフトebi.BookReader(無料)のダウンロードが必要です。Winのみ。Macは未対応。その他の動作環境はサイトでご確認下さい。

どうぞ興味ある方はご利用ください。
[PR]
2007年 04月 30日 |
a0104226_1454352.jpg
現行の裁判制度の矛盾を突く、緊迫の法廷ミステリ!
八歳のとき母が父を刺し殺す現場を目撃した作家の曽我。
三十九年後、彼は弁護士・服部朋子の要請で
関山夏美の夫毒殺事件の控訴審に関わる。
逆転無罪を狙う朋子がしかける息づまる法廷場面
二転三転する事件の様相、そして驚愕のラスト…。
“事実とは?”をテーマに著者が二年間全力を傾けて
書き下ろした迫真の本格推理。
(「BOOK」データベースより)

長いですよ?文庫で546ページ。
第1部『記憶』、第2部『証人』、第3部『事実』にわかれ
現在、法廷にて控訴中の事件とその事件に関わりを
持つことなった作家の過去の事件が
重なりあって、様々な共通項を照らし合わせながら
話は進んで行きます。
法廷ミステリーと人間の記憶についての曖昧さを説いた
心理学的な部分をはっきり言って「こむずかしい」説明めいた
表現が多いためちょっと読み進めるのが大変でした。

それでも次第にこの二つの事件の「はたして真犯人は?」を
知りたいが為に自然と読むスピードがあがっていきます。

結果、あらわれていく人間の様々な形の「エゴ」
真実を果たしてどこまであらわにすべきか
それまた深く考えさせられました。

「これが最善の方法だ」と考えること、そう思って疑わないこと。
その様々な人の思惑が複雑に絡まった二つの事件。
何より一番コワイのは人の記憶のあやふやさ。
自分の脳が勝手に作り上げてしまう「事実」
あなたが信じている「記憶」は事実ですか?
単なる法廷ミステリとしてだけにまとまっていない大作。
[PR]
2007年 03月 30日 |
a0104226_19562044.jpg
 全巻1日で一気読みです(笑)全17巻。
正直、萩尾望都の絵は得意ではなく1〜2巻目あたりまでは
ヲイヲイ、やおいかよ、義父からレイプされる息子って、と
笑ってしまいましたがこれがなかなか笑えない展開。
重いですよ。すごい大作です。とんでもない。
この話を漫画でやってしまうなんてやっぱり萩尾望都って
人は天才なんだ、と実感。漫画と一言で片付けられない
心理学・宗教・哲学が入り混じった世界。
長い話ですが長いからこそ説得力がありまたリアリティがある。
(先日、DEATH NOTE13巻も一気読みしましたがあれは
中だるみもしたし、あの長さに必要性も感じなかったなぁ)

親は子供にとって絶対的な存在。
親が子を育ててはいけない。
何故なら親は神であるから。子供は親の呪縛からは
逃れられない。

よく虐待を受けた子供を救うためには
その親から救わなければいけないと言われる所以。
この話もただ子供をレイプする親がただの性的変質者
ではなくその葛藤、そこに至る姿まできちんと
描かれているし、また虐待を受けずに育った人に
虐待がどんなものであるか、またその虐待によって
どんなに心に傷が残るか、虐待とは(性的なものに限らず)
どんなことであるか、わかることができるためには
矢張りこの長さは必要なのでしょう。

そして決定的なラストを描かないからこそまた
これはリアリティがあるのでは。


以下ネタバレ。

主人公ジェルミは義父グレッグにレイプされ続けたが
再婚しやっと幸せを得た母の為に我慢していた。
壊れていく精神の末、ジェルミはグレッグを
自動車事故に見せかけ殺害するもののその車には
母も同乗していた。
事故の不自然さに真実を求めジェルミを追い詰める
義兄イアン。
夢の中、幻覚として、幻聴として死後もなおジェルミを
執拗に追い回すグレッグ。
さらに母の死後、実はグレッグとジェルミの関係に薄々
気づきながらも知らない振りをしていたことを知り
さらに次第に壊れていくジェルミ。ついには家を出て
男娼にまで身を落とす。
そして完璧と思っていた父の真の姿を知り苦しむイアン。
ジェルミを救うために動いているはずがしだいに
イアンまでもが出口の見えない深みにはまり二人の
精神はさまよい傷つけ合うかのようにセックスを重ねる。
ジェルミとイアンの魂の彷徨。傷つけられた魂の死と、おそらくは再生。

気持ちが弱っていないときにもぅ一度読みなおしたいです。
[PR]
PageTop
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Starwort Skin by Sun&Moon