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カテゴリ: :雫井脩介( 2 )
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2009年 07月 31日 |

堀井香恵は、文具店でのアルバイトと音楽サークルの活動に勤しむ、ごく普通の大学生だ。友人との関係も良好、アルバイトにもやりがいを感じてはいるが、何か物足りない思いを抱えたまま日々を過ごしている。そんななか、自室のクローゼットで、前の住人が置き忘れたと思しきノートを見つける。興味本位でそのノートを手にする香恵。閉じられたノートが開かれたとき、彼女の平凡な日常は大きく変わりはじめるのだった—。
(「BOOK」データベースより)

「何か物足りない思いを抱えたまま」日々を過ごす主人公と
表現するとキレイなのね。
と、いきなり否定的な見方ですみません。
それくらいこの主人公。。。。
いやぁ、目の前に座らせて小一時間説教したいくらい。
年齢設定のわりに幼過ぎ。依頼心の強さ、思い込みの強さ
あーイライラした。
ここまで魅力的でもなく感情移入もしずらい主人公珍しい。

ノートの中の先生はとっても魅力的なのにね。

ラストも。。。どうなんだかなぁ。
雫井の「火の粉」はほんと面白かったんだけどねぇ。
’恋愛小説’を意識しすぎてライトにしすぎちゃったのかなぁ。
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2005年 06月 10日 |
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 「隣人」をテーマにしたそれはそれはコワイ話。
「私は殺人鬼を解き放ってしまったのか?」
元裁判官の梶間勲の隣に引っ越してきたのは
勲が2年前に、幼い子供を含めた一家惨殺の裁判で
無罪判決を言い渡した武内真吾伍。
武内はとても紳士的な態度で、人なつっこい笑顔を
浮かべ、勲の家族に対して異常なほどの
親切心を見せる。そう、異常なほど。

最初ねぇ。。。ダメかなぁと思ったですよ。
勲の妻、尋恵は寝たきりの姑、曜子の介護に疲れ切ってる。
感謝の言葉の一つもなく、彼女は下の世話から
何から何まで嫁として、せめて最後に
ありがとうと言わせたいが為だけの意地で
更年期障害を抱える身体で尽くしている。
でもそんな尋恵を夫の勲はまかせきり、義姉は
嫌味と文句ばかり。その行動がひどすぎて
読むに絶えられず一度はやめようかと思ったほど。。。
でもその時点で作者の掌中にはまっていたわけです。

この作者のすごいところって30過ぎの息子を持つ尋恵
その嫁の雪見の女性の心理描写の的確さ。
僅か2〜3歳の娘の書き方まで違和感がない。
そして傍観を決め込む勲や飄々としたいかにもいそうな
坊ちゃん育ちの息子など本当に「どこにでもいそう」
そして隣人の武内。絶対にいないと言い切れない恐さ。
まさしく「現代のミステリー」
あ、でも文庫裏の説明文「読者の予想を裏切り続ける
驚愕の犯罪小説」ってのはどうかなぁ?(苦笑)
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