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2005年 08月 31日 |
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 はっきり言ってあたしは賭け事が好きではナイので
競馬に興味はなく、馬も見ればキレイだなぁとかカワイイなぁとか
思ってもおまぬけ度が低いので特別愛着を感じたことも
ナイので、この本を薦められたときも
うーん、競馬の話ぃ?馬の話ぃ?
なんか優駿みたいな妙にコギレイな話を想像したのですが。。。
オモシロイ!!!競馬なんてわかんない〜な人も
十分楽しめます。もちろん競馬好き、馬好きにはたまらないのでは。

技術的には優れているのに、自分のプライドを守るために
イヤらしい営業活動を拒み、常に貧乏を強いられている
フリー騎手の中島八弥は、以前、所属していた厩舎に
週1本あるかどうかの騎乗依頼をまわしてもらって生計を立てている。
ところが、フリーの騎手にまわってくる馬といえば
どれも一癖も二癖もあるような馬ばかり。
それでも、尊敬していた兄弟子を理想像とし騎乗する。
初めは、そんな感じの、フリー騎手が転々と色々な馬と
その人間関係を描いた連作?と思ったら大間違い。
しっかり伏線を張った素晴らしい長編小説でした。
八弥を初めとした登場人物達も必要なところは必要なだけ
無駄がなく描かれ、また同様に様々な馬たちが描かれているが
これまたみな個性的。これから競馬を見る目が変わりそう。
そう、何よりレースシーンが素晴らしい。
臨場感と共に冷静な騎手としての思考が同時に伝わってくる面白さ。
矢張り、あたしにとって「面白い小説」って
絵が浮かびやすい小説なので、その意味でもまさにこれは傑作!
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2005年 08月 29日 |
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 宇江佐真理は短編連作集が一番似合う。
そんな宇江佐の「玄治店(げんやだな)の女」
日本橋の東、新和泉町の北川と南側の間にある
「玄治店」と呼ばれる狭い路地で
繰り広げられる人情物時代小説。
花魁だったお玉は小間物問屋の主に身請けされ
主の計らいで玄治店に「糸玉」という小間物屋を
構えて3年が経つ。
そんなお玉を姉のように慕って
辰巳芸者上がりで三味線の師匠をするお喜代
薬種問屋の隠居の妾、まだ20歳のお花
芸奴屋「志の田」の娘で8歳の小梅達が
日々、店を訪れる。日陰の女たちの強さ、逞しさと
寂しさ、いじらしい思いがそこはかとなく漂う中
それぞれの道を生きていくその様は
同じ女性として読んでいて心地よいです。
特に、元花魁のお玉と辰巳上がりのお喜代の関係は
キモチイイ。
人の情が一番大事だからこそ相手に対して義理も
筋も通す。頼るだけが仲がいいことじゃない。
みんなしっかり自分の足で立って時にはちょっと
寄っかかったり支えたり。
あ、もちろん宇江佐節は健在。油断してると
いきなり涙腺やられます。
湯屋の様子など江戸庶民の生活感が活き活きと
描かれていて、自分も思わずその湯屋に通う一人と
錯覚しそうな、また、そうあればと思いたくなるほど魅力的。
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2005年 08月 28日 |
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 隠し剣 秋風抄の姉妹編、狐影抄です。
前作同様、数々の秘剣とその秘剣の持ち主達の
生き様を綴った短編集。
もちろん武士としての、剣遣いとしての
主人公に引き込まれるのはもちろん
その剣を遣う場面のぐっと読ませる文章はさすが。
それだけでも十分読み応えはあるのに
さらに、女性のこまやかな心の動きも絶妙。
特に、あたしは「必至剣鳥刺し」のラストは涙ぼろぼろ。
以下、ネタバレもありですので未読の方は要注意。
(一応。。。ここを読んでも
藤沢の本を読めばさらに楽しめることは請け負います(笑))

「邪険竜尾返し」
赤倉不動へ初めて特に祈願する者や信仰厚い者が
するようにお籠もり堂で過ごした絃之助。実はそこでは
闇夜に紛れて見知らぬ男女がむつみ合う饗宴が。
絃之助に声をかけてきて、一晩だけ知り合った女の
正体は絃之助が「不敗の竜尾返し」を伝授されたと
思いこみ幾度も試合を申し込んできている赤沢の妻女だった。
試合を受けなければ言いふらすと嵌められた絃之助。
しかし絃之助は本当に寝たきりになり言葉もままならない父から
秘剣はまだ伝授されてなかった。
竜尾返しは流儀の基本にそむく異端の剣。
騙し技と言われるその剣は相手の屍と共に葬るべき剣だった。

「臆病軒松風」
満江は秘剣をも伝授されているという新兵衛と
5年前に祝言をあげたが、とても秘剣を伝授された
人物とは思えぬほどの
臆病振りに半ば失望し軽蔑していた。
そんな折り、遊び人な従兄の道之助に久々に会い
我が夫と比べる自分がいた。
剣使いとは縁遠い自分の身内より剣使いというだけで
憧れ嫁ぎ、実は剣使いであることを疑うような貧相な
臆病者の夫、しかしまた遊び人の従兄と比べたとたん
夫の臆病さに急に愛おしく守りたいものに変化していた。
しかしそんな臆病者の新兵衛に若殿の警護が命ぜられる。
実は松風は守りの剣、臆病者の新兵衛ならでは
松風の秘伝を忠実に伝えていたものだった。

「暗殺件虎ノ眼」
祝言を前にして志野はすでにその相手の太四郎と
家の者を欺き料亭で会っては取り返しのつかない歓びに
身を委ねていた。しかしそんな事の後に
父が何者かに暗殺された。それは「お闇討ち」と呼ばれる
藩主の私の憤りがつのり、堪えかねたときに遣われる
決して表には出ない上意討ちであった。
闇夜に放たれる刺客は虎ノ眼と呼ばれる秘剣を遣う。
闇夜ニ剣ヲ振ルウコト白昼ノ如シと言われるその剣は
藩中にただ一つ父から子に幼い頃より暗闇に
目を慣らすことから伝授されるものだった。
志野の兄、達之助は太四郎に疑いの目を向けたが
本当の代々秘剣を伝えられていた者は。。。

「必至剣鳥刺し」
三左エ門は3年前に藩主の愛妾を城中にて
刺殺していた。その女の浅はかな政治への関心と
藩主への取り込みからの失政の為、藩内には
彼女に対する反発と憤りがみなぎっていたが誰も
それを咎められずにいた矢先、三左エ門はその女を
斬ったのだった。極刑を覚悟してのことだったが
一年の閉門と禄を減らされ役を解かれただけだった。
さらにその後には禄を戻され、藩主の近習頭取の役に命ぜられた。
憎まれているはずの藩主の護衛、その訳は三左エ門自身で
工夫した秘剣、今日まで誰も見たことがなく
彼一人しか遣えない剣の持ち主だからということだったが。。。

「隠し剣鬼ノ爪」
宗蔵は一人相伝、絶対に誰にもその剣を漏らせない鬼ノ爪という
秘剣を伝授されていた。しかし、その伝授に対し不満を
覚えていた狭間は、後に事件を起こし牢に入っていたが
牢破りをした挙げ句に宗蔵を自分の討手に仕向けるよう
言い出してきた。秘剣を受けられなかった恨みにその
秘剣をうち破るべく時を過ごしていたらしい。しかし
その秘剣は流派の本筋とはずれた屋内闘争の為の短刀術だった。
誤解を受けたまま、宗蔵は、身体を差し出すことすら問わぬ
狭間の妻嫁の夫を見逃して欲しいという願いを断ってまで
狭間の出した試合の要求に応えに向かった。

「女人剣さざ波」
美人と評判の姉のその妹というだけの理由で
顔も見ずに祝言をあげた相手邦江は、実は醜く冴えない女であり
なおかつ仲人は彼女を、猪谷流の高足、道場内では
打ち込める相手もいないと押したが、むしろ剣が
苦手な俊之助にはさらに疎ましく反感を持ったくらいだった。
俊之助の母には心映えのよいよく働く申し分のない嫁でも
俊之助はを疎み優しい言葉のひとつもかけずに
幼い頃から顔見知っていた奉公人の娘であり、今は
芸奴になっていたおもんと遊び続けていた。
そんな茶屋通いに目をつけられ、上から、殺された内偵の
変わりに内偵の任務を他言無用と言いつけられる。
同じように茶屋通いをし、その場で繰り広げられているであろう
密談とその相手を探り出すことだった。
面倒な藩内の政争にまきこまれるのもいやだし、何より
俊之助は剣にはまったく自信がない。しかし決して
断れるものではなかった。そして。。。

「悲運剣芦刈り」
病弱でまだ若い妻女を残して死んだ兄に代わり
家を継いだ曽根は祝言を挙げる予定の奈津がいるにも
かかわらず、嫂の卯女の誘われるがままに関係を
持ってしまった。悩んだ曽根は友達であり同門の
兵馬にうち明け相談したものの、夫を亡くしまだ
婚家を去らずにいる美しく若い嫁とその弟に対して
世間の目は当然疑いを向けてくる。
婚約者である奈津の兄は妹の為と、曽根を問いただし
その事実をとどけでると言われ斬ってしまう。
そのまま出奔した曽根の討手の一人は兵馬だった。
秘剣芦刈りを伝授されている曽根に対して兵馬は。。。

「宿命剣鬼走り」
幼い頃より剣で争い、一人の女を巡って争い
互いに妻を持ち子を持った今ですら
ずっと宿命のように常に張り合い続けてきた
小関十太夫と伊部帯刀。
隠居した二人に子供達すらをも巻き込み
家を捨て最後の闘いに出る。
十太夫は秘剣鬼走りを遣い向かっていく。

はぁ。。。。かっこよすぎです。
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2005年 08月 24日 |
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 いきなり180度変わってまた谷村志穂の
恋愛短編集。
せつない不倫の愛もあれば
病的なストーカーまがいの愛から目が覚める話
年下の彼の愛に真っ直ぐに答えられない女性の話など
20代〜30代女性の愛の話。
一遍だけ夢を追い求めることもできず
でも自分の居場所からの眺め方を自分なりに
見つける男性の話も。
そう、どの話もみんな自分を見失い、さまよい
異性を渡り歩いたり、南の島に逃げたりしながらも
自分自身で、自分の居場所、そこからの眺め方を
時には動物的に、時には痛々しく
探していく、そんな短編が詰まった本。

とりあえずあたしはもぅ谷村志穂はお腹いっぱいです。
げふー。
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2005年 08月 23日 |
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 藤沢周平の長編伝奇時代小説。
もぅオモシロイ!はまりますよ、これ。
まず始まりは江戸城二ノ曲輪内、一橋邸にて
世継ぎ争いに城内が揺れていることが
ある二人の密談から始まります。
そしてすぐに話は筆耕の職に就いたばかりの
浪人、源次郎に移り、その帰り道
目の前で突然、斬り合いに出くわす。
何の縁あってかその斬り合いで深手を負った
公儀隠密からの密伝を託される。
その密伝はどうやら老中田沼意次と
八嶽党(はちがくとう)が繋がっていることを
知らせるものだった。
八嶽党とはおよそ150年前の慶安の頃より
将軍職の継承に絡んで奇妙な動きを示してきた徒党であり
その八嶽党が動くということは
また将軍家交代を企て影で動いていること。
狙いは世子大納言家基。
その命を守るために源次郎は八嶽党の動きを
公儀探索の佐五達と共に探り始めたが。。。

もぅなんて言ったらいいのか美味しいところが
すべて詰まっているような。
単なる政治争いだけではなく、忍者モノを楽しむような
わくわく感もあれば、源次郎の妻の不倫と離婚と自害への
やりきれなさ、友達の民之丞の絵を志す思い
もちろん藤沢ならではの風景描写の美しさ
市井の生活の音も聞こえてきそうな表現
剣を構える場面では手に汗もの。
たっぷりと藤沢節が味わえる素晴らしい1冊。
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2005年 08月 20日 |
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 おぅねぇすてぃって何だろう?と思ったら
「Honesty」のことなのね。
「ショウジキ・マゴコロ」
宇江佐真理初の明治浪漫小説。
時代はまだ江戸の色を残しながらも
文明開化が表面上進んでいく。
ざんぎり頭に洋装、そして貿易。
英語通詞(通訳)になりたい千吉と
その幼なじみでアメリカ人の妻、お順の恋の物語。
言ってみれば不倫なのですが
離婚を反対する夫が離婚のために
出した条件を離婚後も健気に守るお順の姿が
いじらしくもありまたはがゆくも。
正直でありたい、真心で接したいと思いながらも
どことなく不器用ですれ違ってしまう二人の
描き方がいまひとつもの足りなかったものの
明治初頭の風俗や時勢も丁寧に書かれているので
その点では興味深い1冊。
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2005年 08月 15日 |
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 これまでの読書記録と全然違いますね〜。
100%恋愛ものです。
英語やドイツ語などなどの言葉がタイトルになった
26の短編集。26の恋の物語。
そんな言葉=会話をテーマにしてるだけに恋愛も
国際的です。これについていけるか、が
その後読めるかどうかの分かれ目のような気もしますが。
ダメダメな男も女もいっぱい出てきますが
どれもみなスタイリッシュ。

タイトルに使われている言葉はすべて
ありふれた言葉ばかりなのに
ストーリーの中での使われ方で
こんなにもずっしりとくる「言葉」なんだ、と
言葉があらめて背景を持つことで生きてくる
そんな感じのシチュエーションばかりを集めた
物語達。
どのストーリーが一番心に残るかは読んだ人次第。
読み終わった後改めてコンテンツのタイトルを
見ながらじ〜んとしちゃったりね。
親に反対された国際結婚、子供が出来て
親に書いた手紙とかね。
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2005年 08月 13日 |
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 小説を読む楽しみというのは
絶対に自分では体験出来得ない人生を
その本の中で得ることができること。
そういう意味ではこの松子の人生は
とても体験したくはないダメダメっぷりなのに
なにゆえその行動に至ったかを「わからせてしまう」
その作者の力量はすごいです。

大学生の川尻笙のもとに突然、九州に住む
父親が尋ねる。今まで存在も知らなかった
30年前に失踪した叔母、松子の遺骨を手に。
松子は自然死でも自殺でもなく誰かに殺された。
松子の住んでいたアパートの後かたづけを
頼まれた笙。初めは、それまでいることすら
知らなかった相手なのだから他人も同じ、と
渋々だったが、笙の彼女の不可解すぎるほどの
松子への関心から松子のこれまでの生き方に
次第に調べてみようと動き始めた。
近所の人から「嫌われ松子」とまで
呼ばれた叔母が何故そうなっていったかを。

松子は病弱な妹にばかり父親の愛が
向けられていると感じて、父親の愛を
受けたいが為だけに優秀な成績を修め
父親の望む地元の、自宅から通勤のできる
中学校教諭の職に就いたがある事件から
学校を追われ、トルコ嬢そして覚醒剤常習、
殺人者とまで落ちていく。

笙の松子の人生を追う現代と松子が一人称で
語る過去の出来事とが交互に書かれ
次第にあきらかになっていく松子の一生。
愛に飢えて育ったからこそ愛を求めて
一途に信じては裏切られ力尽きていく。

学業に優れた人間が人間として一概に
優れているわけではなく逆に、そのプライドゆえに
崩れてしまうこともあるという典型的な松子の生き方。
誰かを一途に愛することは本当なら
素晴らしいことなのに。。。選び方次第だぁね。
愚かだなと思いながらもその激しい生き方に
哀れみと共に不思議と心をよせてしまう1冊。
松子の転落人生を体感できます(苦笑)
(しないでもヨイ?)
最後はその松子の人生の閉じ方のやるせなさに涙。
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2005年 08月 10日 |
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 6年前、筆頭家老暗殺が暗殺された。
その時、使われたのが幻の剣と言われる「馬の骨」
暴れる馬の首の骨を断ち斬ったと言われているもの。
果たしてその秘太刀は本当に伝承されているのか?
闇にうもれた秘太刀探索を秘密裡に
下命された藩士の半十郎と剣士、銀次郎は
藩内の伝承されたと思われる
剣客5人相手に、ひとりひとりと立合っていく。
半十郎には一人息子を亡くしてから
気を患っている妻がいる。
妻の言動に煩わせられながらも
妻をいたわろうとする思いと
上から命ぜられた馬の骨の使い手探しに翻弄される。
やがて秘剣の裏に熾烈な執政をめぐる暗闘がみえてくる。
「意外な犯人」については当然伏せます。
どうぞ「最後まで」楽しんでください。
「ミステリとか犯人探しなら読むけど時代物はちょっと。。。」
という方もぜひ剣士の格好良さにやられて欲しい。
最後は涙です。せつない悲しい涙ではなくね。
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2005年 08月 06日 |
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 前々から宇江佐の書く「食べ物」の描写には
本当にその様子が浮かんで垂涎ものだったのですが
今回は、そんな「食べ物」たちと
偏食家のおのぶとその家族の関係をうまく絡めたお話。

同心の娘のおのぶは一目惚れした相手でもあった
同心の正一郎の元に嫁いだが、正一郎は
以前に惚れた女に裏切られ、
「手ひどい失恋をした男が妻に優しくなれるはずがない」と
夫婦の仲は半年で冷えてしまった。
2度も子供を流し、夫の優しさも感じられず
一緒にいるほうが一人でいるより寂しいと思うのぶは
大の食い道楽で優しくひょうひょうとした舅の忠右衛門と
物言いはぽんぽんとしてキツイが心根の優しい姑のふでの
おかげで続けて来れたがそれも限界、と
実家に相談したところで女三界に家なしと思い知り
実家に言わせれば「我儘勝手」。だが、いやなものはいや、と
のぶは家を出た。

「黄身返し卵」「淡雪豆腐」「水雑炊」「心太」
「卵のふわふわ」「ちょろぎ」の6話。

これはあくまで小説だけれど、江戸時代に自由恋愛はないってのは
どうだろう?とオモウ。ちゃんとこの時代の人たちだって
恋愛をし、心の繋がりを大事にしていたんだと思ってしまう。
夫婦仲にしても。

読み始めは確かに正一郎の根の曲がり方に
読んでいてイライラしましたが(笑)さすが宇江佐先生。
読み進めるとにその人となり、母親のしつけの
厳しさの本当の理由もわかったりするうちに
愛着も感じたり。何より舅の忠右衛門、姑のふで
店子の太鼓持ち、今助と魅力的な人たちのイキイキとした
描写につい一気読み。
人の優しさ、人情ものを書かせたら宇江佐真理の右に
出るものナシ。
物語そのものはハッピーエンドとは言い難いけれど
そこは矢張り宇江佐真理、乙に終わらせてくれています。
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