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2007年 02月 26日 |
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 ひとり暮らしの老人と子どもたちとの奇妙な交流を描いた中編小説。
小学6年の夏、ぼくと山下、河辺の3人は
人が死ぬ瞬間を見てみたいという好奇心から
町外れに住むおじいさんを見張ることにする。一方、
観察されていると気づいたおじいさんは、憤慨しつつも
やがて少年たちの来訪を楽しみに待つようになる。
ぎこちなく触れあいながら、少年達の悩みと
おじいさんの寂しさは解けあい
忘れられないひと夏の友情が生まれる。
<出版社/著者からの内容紹介>
児童文学者協会新人賞 児童文芸新人賞 ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞他受賞多数 12歳の夏、ぼくたちは「死」について知りたいと思った。そして、もうすぐ死ぬんじゃないかと噂される、一人暮らしのおじいさんを見張り始めて…? 三人の少年と孤独な老人のかけがえのない夏を描き、世界十数ヵ国で出版され、映画化もされた話題作。

これまた「バッテリー」に続く児童文学ですが
あたしはコチラの方が好きですね〜。
核家族化が当たり前のような時代、老人と同居しないことで
死へのリアリティをまったく感じられず、それゆえに
興味をもつこどもたち。
おじいさんと出会うことにより、庭の手入れ、
包丁の使い方、草花の名前、そして戦争の悲惨さ教わる。
学校では教えてくれない色々なこと。
そして夏が終わり、冬を越え、受験を終えて
それぞれの道を進む三人の少年たちの成長にほろり。
死をテーマにしつつも爽快感が残る後味のいい一冊。
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2007年 02月 26日 |
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 ぼくは確かに成績が悪いよ。でも、
勉強よりも素敵で大切なことがいっぱいあると思うんだ—。
17歳の時田秀美くんは、サッカー好きの高校生。
勉強はできないが、女性にはよくもてる。
ショット・バーで働く年上の桃子さんと熱愛中だ。
母親と祖父は秀美に理解があるけれど、学校は
どこか居心地が悪いのだ。この窮屈さは
いったい何なんだ。
凛々しい秀美が活躍する元気溌刺な高校生小説。
(「BOOK」データベースより)

すっかりクセになってまた山田詠美。
少し前まで、自分と年齢が離れすぎていると
感情移入もしがたく読みづらかったのですが
ここ最近すっかり慣れました。
そのおかげかどうかこの話もすーっと心の中に
入りましたね〜。もぅ秀美くんかっこよすぎ。
勉強はできなくてもその生き方、発想回路がカッコイイ。

自分は自分であり他のなにものでもないという
決定的なアイデンティティ。
そして相手が誰であっても自分という軸は
決して揺らがない。大人のご都合なぞ知ったことか。
自分自身に嘘はつけない。
こんなカッコイイ男に育てた母親、祖父の存在感も
納得行く描かれ方。
すべての高校生に与えたい本。そして軸がつい
揺らいでしまう大人にも。
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2007年 02月 26日 |
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 うさぎ。あのふわふわと柔らかい
動物たちと自分たちが同じだなんて。
そういえば、そうだ。自分たちは、いつも
くっついている—いじけた子供のような
女の子、ゆりと素直で心の広い青年、ロバート。
周囲を巻き込んであやしく展開する、二人の恋の
行方はいかに?
(「BOOK」データベースより)

すっごいカワイイお話!
山田詠美ってずーっと昔に読んで、黒人男性と
日本人女性のシリアスでセクシュアルな話を書く人、と
決めつけそれ以来読んでなかったのが悔やまれるくらい
とてもカワイイきゅんっとなる連作短編集。
確かに「黒人男性と日本人女性」のカップルのお話だけど
家族の愛を知らないゆりが愛することに
パニックを起こしコドモのように意味不明な
フワフワした行動を取ることも、家族の愛に包まれ
育った「ロバちゃん」がそこへ甘んじて身を投じる
振り回されるかのような生活も
全てがこの二人を通すと、とてつもなく
愛おしい話になる。
バカップル度全開!
漫画を読むようにそのキュートさを堪能して欲しい作品。
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2007年 02月 26日 |
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 「あたし殺されたの。もっと生きていたかったのに」
通り魔に襲われた十七歳の女子高生安藤麻衣子。
美しく、聡明で、幸せそうに見えた彼女の内面に
隠されていた心の闇から紡ぎ出される六つの物語。
少女たちの危ういまでに繊細な心のふるえを
温かな視線で描く、感動の連作ミステリ。
日本推理作家協会賞受賞作。
(「BOOK」データベースより)

これも連作短編集というのでしょうか。
むしろ、伊坂の「終末のフール」並に
あのときちらっと出てきたあの子が次は主人公的に
話が繋がっていくのでそこがまた読んでいて
おもしろいところ。
冒頭でいきなり殺された女子高生
その女子高生の、放火をしていた卒業生の
ガラスのようにも脆い心を持つこどもたちの
よき理解者であったはずの養護教諭
神野の心もまたガラス細工であったこと
ミステリとしても女性をテーマ賭した小説としても
十分に楽しめました。

「人殺し」と相手に向かって叫んだ瞬間
その事故は、加害者は、人殺しのレッテルが貼られ
呪いの言葉は呪いをかけた者とかけられた者
二人の人間を同時に縛り付ける恐さ。
美しい女子高生は、誰からも、幸せであるべきだと
他人からレッテルを貼られる束縛感。
どの角度から見ても読み応えはあるのですが
加納節ゆえの優しいオブラートに包まれ
少しもの足りない大団円なドラマと読まれないことを。
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2007年 02月 11日 |
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 鮫島巧一は趣味が読書という理由で
会社の会長の別宅に二泊三日の招待を受けた。
彼を待ち受けていた好事家たちから聞かされたのは
その屋敷内にあるはずだが、十年以上探しても
見つからない稀覯本『三月は深き紅の淵を』の話。
たった一人にたった一晩だけ貸すことが許された本を
めぐる珠玉のミステリー。
(「BOOK」データベースより)

短編集、っていうのかな。
「三月は深き紅の淵を」 という作者も不明の
その本を巡って(或いは匂わせて)綴られるのだけれど
各章によってその謎の本そのものが変わるのです。
ある時は、これから書かれる4人の合作として
ある時は、すでに書かれておりその作者探しの
旅にでる、そして書かれるきっかけになる少女の死と
書かれている最中であろう混沌とした時期と。。。

この「三月は深き紅の淵を」が「ひとつ」の
話として存在しそれに付随する4つの短編であれば
(作者が文中で言っているようなひとつの入れ子式で
あれば)あたしはもっと読み応えがあったような
気がするのですが。。。
とにかく短編ごとに設定が何もかも変わるので
予備知識なしに読んだあたしには非常に読みにくかった。
その世界を受け入れその中で自由に浸れれば
よかったのだけれど、ひとつのまとまりを期待して
しまったが為に「???」状態で。
連作短編として見るよりもオムニバスとして
読むと楽しめたのかもしれない。
一話目は本好きにはたまらない「招待」ですね〜。
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