:books:
achabooks.exblog.jp
  Top
<   2007年 11月 ( 8 )   > この月の画像一覧
|
2007年 11月 30日 |
a0104226_11533582.jpg
広告代理店勤務のスマートな男と結婚し、東京で暮らす佐々木蒼子。
六回目の結婚記念日は年下の恋人と旅行中…
そんな蒼子が自分のそっくり「蒼子B」と出くわした。
彼女は過去の記憶をすっかり共有し、昔の恋人河見と結婚して
真面目な主婦生活を送っていた。
全く性格の違う蒼子Aと蒼子B。
ある日、二人は入れ替わることを決意した。
誰もが夢見る「もうひとつの人生」の苦悩と歓びを描いた
切なくいとおしい恋愛ファンタジー。万華鏡のような美しい小説。
(「BOOK」データベースより)

もしもあのとき、こっちではなく向こうを選んでいたら
もしあのとき、こうしてたら
誰でも一度は思うことでは。
そしてタイムマシーンがあれば戻って。。。も同じくらい
考えるのではないかと。
この本は、タイムマシーンというキーワードではなく
ドッペルゲンガーがキーワード。
もぅ一人の自分。自分の選ばなかった人生を生きている自分。
偶然出会ったもぅ一人の自分はとても幸せそうで
またもぅ一人の自分も、今の自分が「損している」と感じ
互いに互いを羨ましがり、じゃあ、と交換してみたら。。。

恋愛ファンタジーとか結婚小説とか書かれてたりしますが
立派なホラーですよ、こわいですよ、これ。

山本文緒の小説にはよく性格の悪い女が出てきますが
これももれなくそのパターン。嘘つきで冷酷、
自己中心的でわがまま、相手の気持ちも考えず
自分勝手に主張ばかりする。そんな自分がもぅ一人の自分として
現れる。その相手に怒り、怯え、相手を出し抜こうとする。
自分の存在を自分のいた世界から消そうとするもぅ一人の自分。

読後感も悪くなく一気読みできて、話の世界に
誰でも一度は考えることだけに入りやすい本でおすすめですが
間違っても「美しい小説」じゃあないですよ(苦笑)
[PR]
2007年 11月 27日 |
a0104226_1134343.jpg
「私を誘拐してください」美しい人妻は
そう呟いて便利屋の手をにぎった。
夫の愛を確かめるための“狂言誘拐”だというのだ。
金に目がくらんだ俺は依頼を引き受けた。
完璧なシナリオを練り脅迫を実行、身代金までせしめたが
そこには思わぬ落し穴が待っていた。
二転三転、息をもつかせぬ超・誘拐ミステリー。
(「BOOK」データベースより)

1991年に書かれたこの作品ゆえあとがきには
今現在読むと、ん?なところは承知の上で
十分におもしろい作品。
中谷美紀・萩原聖人主演の『カオス』という映画の原作でもあるらしいです。

便利屋を営む”俺”のもとに現れた小宮山佐緒理。
大手喫茶店チェーン社長でもあるマザコンの夫の愛を
確かめるため狂言誘拐をして欲しいと依頼。
借金取りにまとわりつかれていた「俺」は報酬に目が眩んで
密かに実行するあてのない完璧な誘拐計画を
渡りに船とばかりに実行。
どんでん返しばりに警察の裏をかいて身代金をせしめ
一段落とばかりに留守にしている友人宅へ佐緒理を
迎えに行くと、そこに待っていたのは死体となった姿。
いったい何が起きたのか?
捕まるわけにはいかない、真犯人を探す、と一人
捜査を始めるがそこにはまたとんでもないどんでん返しが。

一旦落ち着いたと思える解決をひっくり返し、
更に結末でもぅ一度。。。と読んでる側すら騙すこの小説。
歌野作品のよさがこの時期からがっつり、という感じ。
本当に巧いなぁと。
狂言誘拐を持ち込まれ、それに便乗した犯人でありながら
事件に巻き込まれる被害者、さらに探偵という役もおった視点で
読ませるので、物語の裏側を読ませられているうち
実はその裏も進行しているのをまったく気づかせない。

読んでいて本当にはまるミステリーというのは
こーいうものなのね、と。
矛盾点がない(と思う)というのはすごい。
誘拐というよくあるテーマでありながらよくぞここまでとすら。
残念ながらこんなに優れている、よくできた作品と
思えるのにどこか地味に感じるのは巧過ぎるから、なのかなぁ?
タイトル、ですかね?(苦笑)
[PR]
2007年 11月 25日 |
a0104226_22111992.jpg
鹿児島の遙か沖の孤島、屍島に六人の男女が降り立った。
彼らは都内で爆弾テロを行なった四人の実行犯と
二人の幹部だった。翌日、幹部の一人が船とともに姿を消し
残りの五人は文字通り絶海の孤島に閉じ込められた!
組織に対する疑心と、食料をめぐる仲間同士の暗鬼。
やがて、一人また一人と殺されていく…。犯人は誰か?
そして、最後に生き残る者は。
(「BOOK」データベースより)

毎回、毎回ラストであっと言わせてくれる歌野作品。
いやぁ今回はこぅきたかぁという感じですね。
新興宗教の信者4人がこの世の浄化として起こす事件。
そして教団が用意した逃亡ルート。
その第一段階として無人島にたどり着くわけですが
そこでまた一人、また一人と殺されていくわけです。
犯人さがしとその犯人の目的、無人島という逃げ場のない場所
さらにタイトルが示すように「いったい誰が生き残ったのか」
もぅ一気読みです。
物語そのものも中編なのであっと言う間に読み終わります。

もぅ何度も最初のページに戻り、登場人物の人数を
数え直し、いったい誰が?のその「誰」が犯人だったり
生き残りだったり、読ませる勢いはなかなかのもの。

サバイバルものとして中編というのはかなり設定に
無理がでず気にならないうちに終盤を迎えるため
長さ的にもちょうどいいのでは。
人物関係の設定も新興宗教の集団ってのは
まさにうってつけじゃないかな。
変にこれが友人同士ならあり得ないですからね。

ラストは「そーいうことかいっ!!!(苦笑)」とつっこみたい
衝動に駆られますがこれはこれで
そうかぁ。。。。と妙に納得しちゃったり。
あ、物語にきちんと解決を求める人には向きませんよ。
そぅきたかぁ、とにやり、とできるくらいの人向き。
どうぞこの話はスピード感でやられちゃってください。
[PR]
2007年 11月 23日 |
a0104226_1247719.jpg
士族出身の上流家庭・花村家にやってきた若い女性運転手。
令嬢の“わたし”は『虚栄の市』のヒロインにちなんで
彼女をひそかに“ベッキーさん”と呼ぶ。
そして不思議な事件が…。
待望の新シリーズ。昭和七年“時代”という馬が駆け過ぎる。
(「BOOK」データベースより)

北村作品は「盤上の敵」以来。
その後、女子大学生モノ挑戦しましたがなぜか読み切れず。
ところがこれだって似たような状況なのに
すごく面白い、はまりました。読んでる間、その世界にどっぷり!
話の軸そのもの、ミステリの部分も十分に楽しめたし
それ以外の時代設定、人物設定すべて楽しめました。

昭和初期、花村家に新しい運転手として雇われた別宮(べっく)みつ子。
当時珍しかった女性運転手。
聡明かつ武芸にも秀でた彼女のことを英子は「ベッキーさん」と呼び親しむ。
ベッキーさんの大人視点の言葉から
徐々に今まで見えなかったものが見え考えを深め成長して行く英子の
様子がまた読み応えあり一緒に教えられるような愉しみも。

いい大人ですが(笑)
それくらいこの本に入り込める。
そーいう本にありがちな、作者の勝手な独りよがりな自家中毒が
ないところがまた素晴らしい。
設定が昭和初期の上流階級社会というある種浮世離れした世界なだけに
その罠に陥りがちなのが見事にクリア。
作者の力量ですね〜。

「虚栄の市」
自分を自分で埋めるという奇怪な新聞記事を読んだ英子が
ベッキーさんのヒントを得て変死事件の謎を追っていく。
当時のその階級のお嬢様なら手をださないような
江戸川乱歩の作品をベースにした事件ということでまたその時代性が
巧みに表現されてます。

「銀座八丁」
英子が最近学校で流行っているのは友達と共通の本をヒントに
暗号化した手紙を送り合うこと。
その話を兄の雅吉にしたところ兄の友人が面白がり「暗号」として
色々な品が日をおいて送られてきた。
果たしてその暗号を解く鍵はどこに?
昭和初期の銀座がいい味を出しています。

「街の灯」
避暑地としての軽井沢を舞台に上流社会ならではの
結婚を絡めた女子の心の動きが引き起こした謎。
英子は同級生の桐原道子から彼女の婚約者瓜生が撮った
活動写真に誘われた。その最中、瓜生家の家庭教師が
部屋の片隅で亡くなっていた。
あまりに不自然すぎるその状態に疑問を持ち謎解きを始める英子。

続編もぜひ読みたいです。
[PR]
2007年 11月 15日 |
 a0104226_23411593.jpg
町中に響くエザン(祈り)。軽羅をまとう美しい婦人の群れ。
異国の若者たちが囲む食卓での語らい。
虚をつく鸚鵡の叫び。古代への夢と憧れ。
羅馬硝子を掘り当てた高ぶり。
守り神同士の勢力争い—スタンブールでの村田の日々は
懐かしくも甘美な青春の光であった。
共に過ごした友の、国と国とが戦いを始める、その時までは…。
百年前の日本人留学生村田君の土耳古滞在記
(「BOOK」データベースより)

宗教とは。国とは。人間への深いまなざしが捉えた青春小説の新境地。
1899年、トルコ。遺跡発掘の留学生村田君の下宿には
英国の女主人、ギリシャ、ドイツの若者がいて
熱い交流があった。宗教、民族、国家の根っこから人間を見つめ
その喜びと苦難を描いた新スタイルの青春小説。

これは「家守綺譚 」に出てくる主人公綿貫の友人で
考古学者の村田くんのお話。
素晴らしい。もぅ読み終わるのがもったいない一冊。
エフェンディとは学問を修めた人に対する敬称で
「先生」くらいの意。

日々の暮らし。
そこに混ざる様々な人の生き方、考え方の違い。
受け入れること。
否定しないこと。
もちろん自分とは相容れないことはあるけれど
それもそのまますべて、そうなのだな、と受け入れる。
けれど己は、芯はぶれない。
皆が皆そのスタンスでいれば。

淡々と綴られる100年前の「いきいきとした」生活と
奥深く流れる静けさと暖かさ。
そしてラスト。
号泣でした。
もぅ涙が止まらなかった。


そして同じ下宿仲間ギリシャ人のディミィトリスの言葉
「私は人間だ。およそ人間に関わることで私に無縁な事は一つもない…」

何度でも読み返したい、或いは時々、手に取り開いたところから
自由に読み込みたい。きっとその時間あたしは何度でも
100年前のトルコに心馳せる。
そしてきっとまた最後、同じように泣くと思う。

国とはなんなんだろう?と。
[PR]
2007年 11月 10日 |
a0104226_103576.jpg
シリーズ初めての長篇小説!!
晴明・博雅が今回出会う魔物は鬼か蛇か!? 全ては十二年前、博雅に枝を差し出して去っていった謎の姫の登場から物語は始まった!
(出版社/著者からの内容紹介)
十二年前の月の夜、源博雅に芍薬の枝を差しだし去って行った謎の姫…安倍晴明は人の心にすまう鬼をいかにおさめるのか。
(「BOOK」データベースより)

陰陽師の長編ということで久々に陰陽師を読んだのですが
いやぁやっぱこの世界好きだわ。
浸れる、まさにその言葉がぴったり。
内容は、初めて陰陽師を読む人でも入りやすいように
過去の様々な文献をもとに安倍晴明や源博雅の
エピソードを書きつつ、本題に自然な流れで入っていきます。
琵琶にしても相撲にしても話の初めから上手く絡められ
読後、何度も読み返したい衝動に。

今回の話は短編でも描かれた「生成り姫」(なまなりひめ)を
もっとより深く詳しく描かれたもの。
壮絶な女の思いを鬼の姿で描かれる様は映画化もされましたが
やはりここは文章で味わって欲しいもの。
姫のせつない思い、悲しさがより深くしみます。

作者自身の晴明と博雅に対する愛情がひしひしと
伝わり2人がとても愛おしく感じられるのはいつものこと。
これが夢枕獏の描く陰陽師の一番の醍醐味ではないかと。

時代小説は苦手と切り捨てずにぜひ読んで欲しい陰陽師シリーズ。
(いきなり長編に抵抗があるのならもちろん短編からでも)
[PR]
2007年 11月 08日 |
a0104226_1014999.jpg
上巻:
「私の中の何かが死んだ」出所を心待ちにしていた男が四年前に獄中自殺していた。何も知らされなかった村野ミロは探偵を辞め、事実を秘匿していた義父を殺しにいく。隣人のホモセクシャルの親友。義父の盲目の内妻。幼い頃から知っている老ヤクザ。周囲に災厄をまき散らすミロを誰もが命懸けで追い始めた。
(「BOOK」データベースより)
「40歳になったら死のうと思っている」 成瀬の獄中自殺を知ったミロは狂乱し、今まで生きてきた世界と訣別、周囲の人間を破滅させていく。圧倒的な疾走感で人間のスイッチが切り替わる瞬間を描いた傑作


下巻:
「朴美愛」偽造パスポートを手に入れたミロは海峡を越え韓国に渡る。偽ブランド品を手がける現地の男と即座に愛人契約を結ぶが、彼は自分の身代わりとなって撃たれ下半身の自由を失ってしまう。深い愛情で結びついた二人は復讐を決意した。覚醒剤、レイプ、殺人。善悪を超えて世界を圧倒する壮絶な魂の遍歴。
(「BOOK」データベースより)
出版社からのコメント
「罰なんか絶対に受けない」ミロの神話再び周囲のあらゆる人間たちを滅ぼしたミロは、新しい世界=韓国へと旅立った。そこで出会った心に傷を抱える男。新しい恋人との逃避行が始まった。誕生と破滅の神話


いやぁ。。。。すごい。一気読み。
だいたいここ最近読んだ桐野作品は読後感の後味が悪く
読んでいる最中ですら「気持ち悪い」といった感じで
なのに、読まなくちゃ、と思わせるチカラだけはある、と言った
印象だったのでまぁ気持ちがある程度元気なときに、と
手に取ったのですが
この本はすごい。確かに気持ちの悪い本ではあるけれどね。

女性の心理状態の奥深く。人間の心の醜さをさらけ出され
それは盲目であろうと、ホモであろうと容赦なく。
なんだろう、この疾走感。

まず手に取った一番の理由は主人公村野ミロが今38歳だということ。
そして40歳になったら死のうと思っているという書き出し。
自分がちょうどその年なので、お?と思って手に取ったものの。。。
こんな体験する38歳そうそういない(苦笑)

あたしはかなりこの本、桐野作品では好き。OUTと同じかそれ以上。
別に狙った訳ではないのにどんどん周りを
最悪な状態へ道連れ同然、巻き込んで行くミロのパワーと
選択肢はかなり面白い。

ところでこれ村野ミロシリーズだそうですが。
あたし他のまだ読んでません。こっちから読むとすっごい違和感ありそう(苦笑)
[PR]
2007年 11月 02日 |
a0104226_8574530.jpg
遺書さえものこさずに自殺してしまった姉が
いたずらに鉛筆で紙に書き散らしていた“クライン・キャット”と
いう謎めいた文字。この奇妙な言葉だけを頼りに
生前には知りえなかった姉の素顔をさぐろうとした妹を待ちうける、不可解な恐怖の正体とは?日常生活にぽっかりとひらいた陥穽を
描いた表題作「たまご猫」をはじめとして、夢とうつつの狭間に
生じる不条理を題材とした、妖しくも美しい、10篇の恐怖のかたち。
(「BOOK」データベースより)

まったく初めて手にする作家さん。おまけにハヤカワ文庫(苦笑)
図書館でタイトルだけで手に取り読んでみました。
経歴のところをみると「ミステリ、幻想小説、時代小説を主に」と
あったので、それならまぁよいか、と読み始めたら
これが、もぅ全然。
ミステリなんかじゃないです。ミステリと思って読むと
えええええ?という展開、ラストばかり。
これはれっきとしたホラー小説。
静かに背筋がぞわっとくる良質の幻想的なホラー小説。
著者は「幽霊小説」と読んでるそうです、あぁ、そうかも。
日常に一緒に存在する生身の人間と魂を持たない人間。
でもそれはまったく同等に扱われ登場する。
生身の人間を怖がらせたり、驚かせる存在ではなく。
カルト的な匂いを漂わせる嘆美さの中で。


『たまご猫』
商品開発の仕事をしていた姉が自殺した。
姉の自殺原因を知るべく、義兄と暮らした家に出向く。
まったく姉の死に動揺の色を見せない義兄に
不信を頂きつつ姉の部屋でみつけた卵形の透明な球体。

 『をぐり』
葉子がかつて一度だけ関係を持った相手、弓削は
弟の妻の実兄。 弟は自殺していた。
2人の思い出話から語られる「小栗判官」。
弓削がかつて話した浄瑠璃の話。

 『厨子王』
姉と弟の物語。「安寿と厨子王」になぞられた歪んだ弟への愛情。
姉は弟の運転するバイクの後ろに乗っていた。
道路の陥没に気づいた姉。そして。。。

 『春の滅び』
ひな祭りの翌日、毎年一泊二日の旅行に出る叔母の為に
おさんどんをひきうけて7年。しかし8年目に彼女は突然失踪。
しかし姪にはすべてを伝えていた。巨大な雛人形との生々しい白昼夢。

 『朱(あけ)の檻』
座敷牢という言葉に惹かれて引き受けた苦手な旅行エッセイの仕事。
実際に見るとそこは朱色の漆で塗りつくされた異様な光景だった。
無理を言って座敷牢のある部屋に泊めてもらう。

 『おもいで・ララバイ』
激しい既視感に教われた新婚旅行先。愛のないまま結婚した夫。
わたしの腕にある入れ墨は4歳のときに誘拐されたときつけられたもの。
誘拐犯の家にいたとき、その家の息子が自分とあたしの腕につけた
まっすぐな線。それは結婚の約束だった。
そして、そのペンションのオーナーの腕にあったまっすぐな線。

 『アズ・タイム・ゴーズ・バイ』
ジャズ・バンドのメンバーが解散パーティーを開いている。
昔を思い起こし、よく時代を懐かしむ。だが、彼らはすでに。。。
終わりのな時間。

 『雪物語』
バーのマスターである卓郎と客の亜由子。
しかし亜由子はすでにこの世のものではない。
残した我が子。
「わたしの子鹿はどうしてますか?」
はすっぱなあっけらかんとした亜由が見せる母親としての思い。

 『水の館』
アイドルグループとして売りだそうとしていた少年が
ひとり、姉に会いに行くといって、故郷の水族館に帰ったという。
追いかけるマネージャー。時間が交差する不思議な感覚。

 『骨董屋』
待ち合わせまで時間をつぶすため入った骨董屋。
麻子に懐かしげに「あこちゃん」と話しかける女主人エツ子。
小さい頃、彼女が遊びたがったという数々の品を見せてくれるが
麻子には記憶がない。そして見せられた笛は骨でできてるという。
「あこちゃん」が、母が大事にしていた黒いドレスを破って
しまったために殺した、あなたの骨、だと。


「雪物語」好きだなぁ。シリーズでこれだけ読みたいくらい。
[PR]
PageTop
XML | ATOM

個人情報保護
情報取得について
免責事項
Starwort Skin by Sun&Moon