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2011年 01月 30日 |


周囲が新しい門出に沸く春、思いがけず家業のクリーニング店を継ぐことになった大学卒業間近の新井和也。不慣れな集荷作業で預かった衣類から、数々の謎が生まれていく。同じ商店街の喫茶店・ロッキーで働く沢田直之、アイロン職人・シゲさんなど周囲の人に助けられながら失敗を重ねつつ成長していく和也。商店街の四季と共に、人々の温かさを爽やかに描く、青春ミステリの決定版。
(「BOOK」データベースより)


作者の十八番、安楽椅子探偵ベースの日常ミステリーを軸に
人と人の温かさ、繋がりを感じさせる連続短編集。

めちゃくちゃ勧められて読んだからか
あら?と、引きこもり探偵シリーズと結局同じやんと
思ってしまった感もありますが
さすが坂木作品やっぱり坂木作品といったところ。
タイトル通り、
「切れない糸」自分が自由に動けるために
自分が自分である為に、人が必要とするアイデンティティを
地元商店街=人との繋がりとして
読ませ納得させるストーリー展開は素晴らしいです。

もともと父親の急死により継ぐつもりなんか毛頭なかった
地元商店街密着型のクリーニング店。
はっきりいって商店街のオヤジという職種をバカにしていた
主人公が、その商店街をプロフェッショナルの集団と気づき
読者にもそれを気づかせることで
本の中の世界に憧れを抱く、本を読むことの醍醐味のひとつ。
こんな商店街、自分の住む近所にあったらなぁとか
こんな友達が自分のそばにいたら面白いのになぁとか。

読後感も爽やか。
犯罪も殺人もない、日常ミステリというよりも
主人公の成長物語と見ても楽しめます。
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