秘太刀 馬の骨:藤沢周平
2005年 08月 10日
|
▼
6年前、筆頭家老暗殺が暗殺された。
その時、使われたのが幻の剣と言われる「馬の骨」
暴れる馬の首の骨を断ち斬ったと言われているもの。
果たしてその秘太刀は本当に伝承されているのか?
闇にうもれた秘太刀探索を秘密裡に
下命された藩士の半十郎と剣士、銀次郎は
藩内の伝承されたと思われる
剣客5人相手に、ひとりひとりと立合っていく。
半十郎には一人息子を亡くしてから
気を患っている妻がいる。
妻の言動に煩わせられながらも
妻をいたわろうとする思いと
上から命ぜられた馬の骨の使い手探しに翻弄される。
やがて秘剣の裏に熾烈な執政をめぐる暗闘がみえてくる。
「意外な犯人」については当然伏せます。
どうぞ「最後まで」楽しんでください。
「ミステリとか犯人探しなら読むけど時代物はちょっと。。。」
という方もぜひ剣士の格好良さにやられて欲しい。
最後は涙です。せつない悲しい涙ではなくね。
by acha-books
| 2005-08-10 11:34
| :藤沢周平
▲