145gの孤独:伊岡 瞬
2006年 10月 11日
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あっと驚く結末を楽しみたくて選んでみたのですが
まぁさほどでもなかったかな。確かに驚きますけどね。
「プロ野球の投手として活躍していた倉沢は
試合中の死球事故が原因で現役を引退した。
その後彼が始めた仕事「付き添い屋」には
奇妙な依頼をする客が次々と訪れてきて…。
第25回横溝正史ミステリ大賞受賞第一作 」
ミステリーとして犯人探し的な物語ではなく
便利屋として働く倉沢が巻き込まれていく謎を
追っていくストーリー展開。
最終的には倉沢自身の「問題」となるのですが
それまでに倉沢のもとに依頼を持ちかける「変わった
人たち」の謎を解いていくので
連作短編のように読んでいけます。
人の心の奥に巣くう孤独、寂しさ、せつなさは
かなり読ませますが。。。読むのに妙に時間かかったなぁ。
野球に興味のまったくないあたしですが野球に関する話題は
さほどないので飽きはしなかったのにね。
ちなみに145gとは野球の硬球の重さ。
by acha-books
| 2006-10-11 23:33
| あ行作家 その他
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