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館という名の楽園で:歌野晶午
2008年 01月 29日 |
館という名の楽園で:歌野晶午_a0104226_23483612.jpg
「奇妙な殺人事件は、奇妙な構造の館で起こるのが定説です」
三星館と名づけられた西洋館の主は
四人の招待客にある提案をした。
それぞれが殺人者、被害者、探偵役になって行なう
“殺人トリック・ゲーム”である。
そして今、百数十年前にイギリスで起こった事件が再現される!
時空を超えて幽霊のごとく立ち現われる奇怪な現象、謎
さらに最後の惨劇とは。
(「BOOK」データベースより)

中編だとは思いますがなんせ薄い、153ページ。
数時間で読み終わります。
たぶんミステリ好き、本格好きさんは出てくる固有名詞すべてに
反応できてそこもまた楽しめるのでしょうね。
館を使ったトリック、そこに夢を抱くマニアには
きっと同調するところが多いのではないかと。
ただあたしはさほど詳しくないミステリファンなため
まず人物にさほど思い入れがわかず。
人物の区分けすらあやしくなる始末。
あくまで「トリック」ものとしてだけ読み進め
あたしの貧困なアタマがそのトリックを理解する前に
読む手がどんどん進んでしまい、あら、そうだったんだ?みたいな(苦笑)
ダメじゃん(苦笑)自分。
歌野お得意の叙情詩トリックではなくあくまで館トリック。

どうせならもぅ少し長くしてじっくり人物設定もされた上で
味わいある作品として楽しみたかった気がしないでもないけれど
作者はあくまでこのトリックそのものをメインに
書きたかったのかなと思うとこれはこれで正解なんでしょうかね。

じっくりその謎を自分で解くくらいの、作者と対決するくらいの
意気込みで読まないといけなかったようです(笑)
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