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ハードボイルド・エッグ:荻原浩
2008年 05月 09日 |
ハードボイルド・エッグ:荻原浩_a0104226_20382826.jpg
フィリップ・マーロウに憧れ、マーロウのようにいつも
他人より損をする道を選ぶことに決めた「私」と
ダイナマイト・ボディ(?)の秘書が巻き込まれた殺人事件。
タフさと優しさを秘めたハードボイルド小説の傑作。
(「BOOK」データベースより)

いったいどこまでがギャグ?ってなとことん真面目にふざけてる(苦笑)
いやいや、実際にこんな人いたら痛いって、な
においを漂わせつつ、次第に話に入って行くのは
やっぱり秘書のチカラでは?(笑)
間違ってもハードボイルドな話じゃあないですよ(苦笑)
小説の中の探偵に憧れ仕事をやめてまでなったはずが
もっぱら動物探しばかりの探偵。
その動物探しがきっかけで知り合ったアニマルホームを
営む夫婦の父が犬によって殺され
そこから犯人(犯犬?)探しが始まる。。。
随所ににやりとさせるようなコメディでありながら
かなりシリアスなミステリを展開させ
最後にはほろっとさせるのは荻原作品。

まぁ荻原作品の中でも「なかよし小鳩組」あたりが
好きな人にはきっとたまらないのでは。
「明日の記憶」ではないことは確か(笑)

まぁ動物が殺される描写なんかは読んでいて
ちょっと不快感はあるもののそれ以外のストーリー作りは
さすがで一気読み。
まぁじっくり読むタイプの本ではないかと?
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