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好きよ:柴田よしき
2009年 03月 18日 |
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「好きよ」—たった一言を遺して同僚の愛果がビルから飛び降りた。死んだはずの愛果の影を感じる董の前に伊勢崎という男が現われる。伊勢崎の周囲で起こる奇怪な出来事の数々—時空が歪み、記憶も操られる中、董子の故郷、真湯島と東京をつなぐ恐るべき企みが明らかに。
予想を遙かに超える衝撃のラスト。
(「BOOK」データベースより)

んーっと。
タイトルだけ見て、ちょっと実際にありそうな
やっぱ日常の普通の人が一番こわいよね〜って
思わせるような「恋愛ミステリ」かと思った。
いやぁ、まったく違う方向へ。
ホラーというか。。。
鎖国状態のような離島を舞台に繰り広げられる
もしかしたら本当にそんな場所がありそうとすら
思わせるあたりは、オカルトめいてはいますが
その独特の恐さ、ここは好き嫌いが別れるかも。

けれどやっぱりこれは恋愛小説だと思う。
「好きよ」と伝えたいのに
伝えられない相手。
その思いが伝わったところで自分の身体はすでになく。。。
それでも好きな相手の為に身を尽くす。
とてもせつない恋愛小説。

それにしても愛果の「メッセージの残し方」
あれを解くのもすごいけれど用意するのも大変そうだ(苦笑)

ラストの主人公董子の強さは潔く気持ちがいい。
SFもオカルトもホラーも嫌いなのに
読後感がイイ、不思議な一冊。
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